皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~やはり、あなたでしたか~
電話のベルは鳴り続けていた。
私は、リビングに行って、受話器を
とった。
受話器の向こうで、紳士的な声が
していた。
「やはり、あなたでしたか」
私は、思わず、受話器の向こうの相手に
そう言っていたのだ。
電話をかけてきた相手は、そう、
英国紳士のフランクさんだった。
フランクさんは、私の物語の進み具合を
聞いてきた。
「先ほど、読み返し終わったところです」
と、答えると、フランクさんは、
そのことを知っていたかのように、
「そうでしたか、そんな気がしていました」
「実は、私も、新しい世界のコーヒー豆の」
「アイデアが湧いてきていたところなのです」
私は、それを純粋に喜んだ。
フランクさんも、喜んでくれていた。
私は、どうしても話したくなり、フランクさんに
自分が書いた物語を電話口で読み聞かせるように、
話した。
フランクさんは、絶妙な相づちを電話口で
しながら、聞いてくれていた。
そして、最後まで聞き終わるとフランクさんは、
「見事に私は新しい世界へ誘われました」
「少し時間をください」
そう言って、フランクさんは、受話器を置いて、
水を飲みに行ったようだった。
水を勢いよく飲む、フランクさんの
喉の音が、電話口から響いてきていた。
何かを、理解したことを、身体に
流し込むかのように。
私は、物語を読み切った余韻に浸りながら、
フランクさんの戻りを待った。
「お待たせしました」
フランクさんは、そうして電話口に
戻ってきた。
私は、スーッと息を整えていた。
フランクさんは、空気を一変させて
私の耳元で真剣なトーンで話してくれた。
「実は、お伝えしたいことがあるのです」
私も、真剣なトーンで答えた。
「是非、聞かせてください」