皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
～静かな時間を過ごしている～
私は、一日がかりで、大まかな書きたいことを
書くことができた。
そして、月がやってきて、夜を迎えて
いる。
私は、そのことを大騒ぎして、喜ぶ
わけでもなく、ただただ、ソファーに
座っていた。
そう、静かな時間を過ごしている。
思えば、小さな頃からそうした静かな時間が
好きだった。
落ち着きのないようなところもあったが、
気が付けば、静かにその場で過ごしている。
そんな子どもだった。
私は、なぜだか、一筆書き終えて、そんな
感覚に浸っていた。
そして、不思議と外からも家の中からも
どのような音も聞こえてこない気がしている。
きっと、そんなはずはないのに。
ここは丘の上だ、たくさんの植物が
暮らしているし、風だって好きなように
吹き抜ける。
せせらぎが止まっているなんて、ニュースを
見ても聞いてもいない。
動物だって、眠っていたとしても
寝息だって聞こえてもおかしくない。
それなのに、なぜだかあたりは静まり
かえっていた。
私が、静かな時間が好きだからだろうか、
一筆書き終えた褒美なのだろうか。
その静けさが、私にとって大切で
好きな時間を思い出させてくれた。
小さな頃、その静けさの中で、私は、
感性や生きる知恵を育んでいたのかも
しれない。
いつしか、そんな時間を過ごすことなど
すっかりと忘れてしまっていた。
でも、この時を経て、私はその大切な
時間を取り戻すことができたのだ。
それだけでも、物語を一筆書き切って
よかったな、そう思えた。
【終わり】
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