皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
～そこには霊性の高い生き方があった～
私は、岩穴でお父さんとお母さんに
挟まれて、安心をして眠っていた。
新しい世界に来て、子どもになっている
私は、絵に描いたようにスヤスヤと
眠っている。
でも、なぜだかもうひとつの意識がそこに
あったのだ。
それは、元いた世界、丘の上に住む
とっくに大人になった私だった。
その私は、お父さんとお母さん
（フランクさんと白い魔女）に
挟まれて、幸せそうに眠る子どもの
私を眺めている感覚にある。
そして、この新しい世界について
なにやら考察をしているようだった。
一見、どころか、周囲全体をくまなく
見渡しても、便利さなどは皆無に感じる。
便利さからはかけ離れているように、
私には感じられたのだ。
物は最低限だし、お金もない、車もないし、
娯楽も見当たらない。
ネオン街だってない。
あるのは、自然ばかりだ。
そして、見たことのない存在たちが
やって来て、いろいろと教えてくれている。
争いもない、無駄なおしゃべりもない、
頭の中で考えたことは、上手い具合に
伝わる。
嘘がないのだ。
私が元いた世界から、この世界にいきなり
放り込まれたら、絶望を感じる人が多いこと
だろう。
何もないと感じるからだ。
でも、実は、それこそが、ポイントだった。
何もないと感じる環境だからこそ、
私たちは、本来の姿で生きられるのだ。
そう、かなりの霊性の高さがないと
ここで自由に生きるということは、実践
できない。
ある意味、何もないと感じられるから、
とてつもなく自由でいられるのだ。
何のルールもなければ、規則もない。
あるのは、それぞれが持っている調和
だけだ。
それで、この世界は均衡が保たれる。
恐ろしく霊性の高い世界だったのだ。
そう、決して、時代遅れの遅れた世界
ではなかった。
そこには、とんでもなく霊性の
高い生き方が、あったのだ。
【終わり】
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