皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~私たちは言霊を確かめ合う必要があった~
私たちは、書斎で、その余韻に浸る
時間もなく、お互いうなずき合っていた。
「何か言葉が聞こえてきませんでしたか?」
口火を切ったのは、フランクさんだった。
その口調は丁寧で、先ほどまで、
あのような状況にいたとは思えない
ほどだ。
そして、私はもちろん、白い魔女も
それについては、同じ疑問を持ったよう
だった。
私たちは、言霊を確かめる必要があった
のだ。
そして、フランクさんが、その言霊を
教えてくれた。
その内容は、私が聞いたのとまったく
同じ内容だったのだ。
ただ、その声は、フランクさんのように
紳士的な存在だったと言った。
私の場合は、柔らかな女性のような
気がしていた。
白い魔女は、きっぱりとした女性の
声だったと言った。
三者三様だったが、内容だけは
まったくもって同じなのだ。
そして、私たちは、互いを労い、
ここまで共に生きてきたことを祝したいと
思った。
お互い、言葉では言い表すのは難しいと
判断したのか、とにかく祝おうという
ことになったのだ。
私たちは、リビングに移動し、祝杯を
あげることにした。
ちょうど、冷蔵庫にスパークリングワインが
一本入っていたのを思い出し、それを
グラスに分けた。
そして、私たち三人は乾杯をする。
とてつもない達成感に包まれた
祝宴となったのだ。
白い魔女が、スパークリングワインを
一口飲み、話し始めた。
「どう伝えていいかわからないけど」
「みんな本当にありがとう」
「他人のはずなのに、他人の気がしない」
「こんなことって、今までなかったわ」
「そして、私たちは、いろいろな人生を」
「役割を変えて生きてきたような気がするの」
「だから、お互いをどこまでも知っている」
「それが、私たちにとって最重要な学びになった」
「そして、その学びが今日を持って終わる」
「うれしいようで、なんだか寂しい」
「でも、今日はお祝いね」
私もフランクさんも、うんうんとうなずき、
グラスを自分に傾ける。
私たちは、たくさんの体験してきたことを
話した。
不思議なことに、他の人が話していることが、
自分の思い出とピッタリと重なる感覚が
あった。
もう、話すことがないというくらいに、
この肉体を駆使して、話し合い、笑い合い、
泣き合い、感情も楽しんだ。
祝宴は、夜遅くまで続くのだ。