皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~さあ、誰が口火を切るんだ~
私は、英国紳士のフランクさんと白い魔女、
三人で書斎にいる。
三人とも私が用意したコーヒーカップを
片手に思い思いにふけっている。
フランクさんは、相変わらず書斎の
机が気に入ったのか、そこに座って
懐かしんでいた。
いったい、フランクさんにとって何が
懐かしいのだろうか?
フランクさんの素性は、なぜだか
そんなに知らないのだが。
でも、考えてみたら、フランクさんらしき人が、
中世ヨーロッパ時代、お城の中で執筆活動を
行っていた。
そのことを、フランクさんもどこかで
覚えていて、懐かしんでいるのかもしれない。
白い魔女は、コーヒーを飲みながら
自分の喫茶店に、何か取り入れられないか
考えている様子だった。
白い魔女と右手に持つコーヒーカップに
描かれている御姫様とが、なぜだか
重なるような気がする。
よくわからないが、重なるのだ。
私は、そんな光景を書斎の外から見るように、
眺めていた。
私自身もその状況を心の底から
楽しんでいるようだった。
そして、私に視線が向けられる。
フランクさんと白い魔女、そのどちらからも
だった。
時が止まる、息を飲む、そんなイメージが
私自身に広がる。
「さあ、誰が口火を切るんだ」
書斎にいる誰にも当てはまらない存在が、
そう言った。