皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~身体を駆け上がる黒い玉~
私は、江戸タワーの物語を書斎にこもって
書いていき、深い眠りについているようだった。
今、私は、深い眠りに就く、自分を
どこか遠くの場所から眺めているような
気がする。
私が眠る丘の上は、漆黒の闇が覆い、
明かりは、私の家からわずかに発せられて
いるものしかない。
私は、深く呼吸をしながら眠って
いる。
なぜだか、遠くの場所から眺めている
はずの私には、私が眠り、呼吸をする
姿が見えていた。
呼吸は深いが、吐くたびに、漆黒の闇に
息が溶け出していくようだった。
その姿をずいぶんの間、私は遠くから
眺めていた。
そして、これから日が昇っていくような、
明け方を迎えるようなそんな時間だったかも
しれない。
私のヘソのあたりに黒く光る玉のような
ものが現れた。
そう、漆黒の闇の中でもわかるように、
その黒い玉は、黒く光っていたのだ。
その玉は、私のものか?
そう聞かれているような気がした。
私は、遠くにいて、その声をはっきりと
聞いたのだ。
そして、私は、声に出すことは叶わないので、
その答えを心の中で発した。
「私のものだったかもしれない」
「でも、今は、私のものではない気がする」
そう心の中で発すると、私のヘソのあたりに
ある黒い光る玉は、私の身体の中で、さらに
大きくなったように見えた。
そうして、黒い光る玉は、ゆっくりと
私の身体の中にあるのだろう、道に沿って
移動し始めた。
ヘソから胃の辺りを通り、食道を上がり、
喉の辺りを通過していく。
そして、顔の中が黒く光ったと思ったら、
脳天の辺りで、その黒く光る玉は、弾けるように
消えていった。
そのとき、私が眠る部屋の中が、光ったように
感じたのは、錯覚ではないだろう。
そして、私は、その黒い光る玉の行く末を
見終えたところで、自分の身体の中に戻って
いくようだった。
そう、気が付けば、私は、ベッドの上で、
たしかに天井を見上げて、眠っていたのだ。
そろそろ朝がやってくる気配が、満ちて
いた。