皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~しばらくぶりに書斎にこもる~
私は、新しい丘の上の櫓(やぐら)から、
ゆっくりと身体を起こして、しばらくの間、
そこで、ぼんやりとしていた。
そして、頭が少しずつ元に戻ってきて、
身体をゆっくりと伸ばすことにしたのだ。
段々と、元いた世界に、次元に戻って
きたような感覚があった。
そして、思い立ったように、私は、櫓を
降りて、さらに、丘からも降りて行くことに
したのだ。
私は、私の家に帰ろうとしていた。
そう、一刻も早く、家に戻り、久方ぶりに
書斎に行こうとしていたのだ。
それは、私が体験したであろう、江戸タワーの
ことを、書き記す必要があると思ったからだ。
私は、急ぎ足で、元いたはずの丘の上に
戻ってゆく。
丘の上の家は、本当にあるのだろうか?
そうも思ったが、戻ってみると、そこに
住んでいたはずの家は存在していた。
私が出発したときと、なんら変わらない
様子だった。
私は、家に入ると、書斎に向かっていた。
そして、万年筆を手に取り、先ほどまでに
確かに体験したことを書いてゆくのだ。
そのまま書くのか、そこにストーリー性を
持たせるのか、作家としては大切な部分だが、
そのまま書いても充分にストーリー性が
あるような気がした。
だから、記憶を頼りに、五感を頼りに、
そして、さらなる感覚を頼りに書き続けた。
空腹も眠気も忘れるくらいになって、
書いた。
すると、体験したはず以外の部分の、記憶
なのだろうか、蘇ってきたのだ。
というより、書くことができているのだ。
これは、ノンフィクションなのかフィクションなのか
定かではなかった。
でも、間違いなく、私自身から生み出された
ものだ。
そうして、私は、江戸タワーの物語を
翌日を迎える前に、書き切ってみせた。
私は、久しぶりに、エネルギーを使い果たした
感覚になった。
というより、感覚がないほどに、疲れ果てて
いたのだ。
もちろん、充実感だけは残っていた。
私は、書き切った原稿を書斎において、
その場で熟睡してしまった。
本当は、寝室に移動したかったが、私の
身体は、それを許してはくれなかったのだ。
江戸タワーの物語
私は、深い眠りに落ちた。