皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~新しい丘の上の櫓(やぐら)~
丘の上の家に住むようになって、
ずいぶんと時が経ったように感じる。
そして、私は、物語らしい物語を
書こうと、書斎に向かっていたのだ。
ようやく、書くことができる歓び、
書くことの意義に気がつけた歓び、
そうした中、新しい作品を書いて
いく。
「新しい世界へと行くための物語」
それなら、どれほどだって書くことが
できる。
でも、ひとつ感じたことがある。
私もその新しい世界へと行ってみたい。
作家として、作品を書くのならば、
その体験をしてみたいと思うのは
普通なのだろうか。
よくわからないが、私は体験してみたい
と思った。
だから、書斎から出た。
そして、丘の上から、望んだ。
「私は新しい世界を体験したい」
どうせ、この丘の周囲には、誰も
住んではいない。
どんな行動だって、基本的には
許される。
私が何かを望んだからと行って、野生の
鹿が、私の家に攻め込んでくることなんて
ないだろう。
今までは、丘の周囲を散策することが
多かったが、今日は、なんだか違う
気持ちになっていた。
丘をどんどんと進んでいこうと
思ったのだ。
私は、今まで歩いたことのない道を
淡々と歩いていった。
どれくらい歩いただろう。
歩きながら、新しい物語のイメージを
考えてみたりした。
それだけでも、歩いていることを忘れ
ドキドキわくわくとしたのだ。
そして、さらに歩いて行く。
今までに見たことのない景色が
広がっていった。
なんだか、急な登りになっている。
丘だ、別の丘にやってきたのだ。
私の頭の中で、新しい物語の世界観が、
決まったときのことだった。
「やぐら」
そう、木製の櫓(やぐら)のようなものが、
そびえ立っていたのだ。
新しい丘の上には、櫓がそびえ立って
いた。
いったい、いつ造られたものなのだろうか。
私は、少し肩で息をしながら、櫓を
見上げていた。