皆さま

 

おはようございます。

 

「夢のような世界を生きる物語」です。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

公式LINEで👽宇宙直結チャンネル👽を

文章にして配信始めました!

 

ご興味ある方は、下記より友だち追加して

おいてくださいね!

 

本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

-----------------------------------------------------------------------------

 

「夢のような世界を生きる物語」

~この世界が幻想だと気が付くということ~

 

丘の上の家で、作家として生活を

始めて、しばらくの時が経つ。

 

今や、ほとんど、いえ、まったくもって

執筆をしていない。

 

なので、私は、作家と言えるのだろうか。

 

この先、書くか書かないかで、それは

変わってくるのだろう。

 

書かなければ、元作家、書けば、作家で、

書かない時期があっただけ、とされるの

かもしれない。

 

しかし、私にとっては、そんなことは

どうでもよいことだった。

 

作家に憧れた時期はあったが、作家とは

そういうものではないと身を染みてわかった

からだ。

 

作家は書くこと、というより、どう

生きたかを表す、そう感じるようになったのだ。

 

そして、私は、今日も書斎には目もくれず、

丘の周囲を散策していた。

 

今日は、不思議と久しぶりにカラフルな

屋根の家に足が向いた。

 

その家は、あの英国紳士フランクさんが

住んでいた家だ。

 

私が、この丘の上に住むようになって、

初めて、異次元を感じた縁ある家なのだ。

 

家の近くまで来ると、屋根が見えないので、

特徴をあまり感じなくなる。

 

それでも、私は、この家に来る度に

ドキドキと高揚感を感じることができるのだ。

 

そして、この家は、誰かが住むことには

ならないのだろうか。

 

私は、ちょっとした興味本位で、

窓から家の中を覗いた。

 

カーテンもなにもないので、家の中も

肉眼で見ることができる。

 

フランクさんのことを知っていることもあり、

少しやましさを感じたが、きっと今、この家は

誰の持ち物ではない、ということだったので、

家を見ていた。

 

家の中は、当然だが、静まりかえっていた。

 

それはそうだ、と自問自答する。

 

そのとき、家の中に動く物があることに

気が付いた。

 

明らかに、生き物のようだった。

 

身体の大きさの割に足が細く、身体の

ほとんどを毛で覆われていた。

 

私の知っている言葉で表すと、それは、

鳥だった。

 

でも、見たことのない鳥だ。

 

羽根もある。

 

身体は、綺麗なエメラルドグリーンを

しており、外の光を綺麗に反射していた。

 

大きさは、私の家にある空気清浄機と

同じくらいの大きさだった。

 

その鳥は、私に気が付いたようだ。

 

近づいてきて、こちらを見ていた。

 

そして、突然、その鳥は羽ばたいた。

 

部屋の中を飛んでいるのだ。

 

でも、明らかに窮屈そうに見える。

 

その鳥が飛んだ後には、エメラルドグリーンの

光が後を追っているように見えた。

 

そう、その姿を私に見せるように。

 

そして、鳥は、また羽根を戻して、私の

目の前にやってきた。

 

その鳥は、私に何かを伝えたがって

いるようだ。

 

「新しい世界に行きたい」

 

その声は、その鳥のものなのか、私のものなのか

区別がつかなかった。

 

私は、無意識に、鳥に向かって空を

指差している。

 

無意識だった。

 

鳥は、私の指差した方向に飛んでいこうと

する。

 

羽ばたいたのだ。

 

私は頭をぶつけるのではないかと、

ひやっとしたが、鳥は、そのまま

どこかに消えたように感じた。

 

そう、フランクさんの住んでいた家には、

暖炉があるのだ。

 

その通路を伝って、鳥は・・・

見上げると、煙突のようなところから

上空へと羽ばたいていっているところだった。

 

私は、その姿をただ見上げていた。

 

鳥は、部屋の中にいたときよりもずっと

大きく見えた。

 

そして、色をもっと取り戻しているようにも

感じた。

 

濃いエメラルドグリーンが太陽の光を

受けて、鮮やかだった。

 

鳥が羽ばたく後を、キラキラと何かが光、

空に道を創っていく。

 

その光景を私は、やっぱりただただ

見ていた。

 

そして、ふわっと風を受けるのを

この身体で感じていた。

 

上空に消えていく、鳥の羽ばたく風の

ような気がする。

 

そう、それは、幸せな風だった。

 

【終わり】

 

-------------------------------------------------------------------

🐉公式LINE限定🐉

👽宇宙直結チャンネル配信中👽

ID検索:@064basll

-------------------------------------------------------------------