皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~新しい世界のさらにその先~
丘の上は、夕方になろうとしていた。
夕陽はオレンジ色ではなく、なぜだか
紫色のような幻想的な色を放っている。
丘の上のウッドデッキから眺める景色は、
紫色に染まっていった。
不思議と、その夕陽が創り出す影は、
見当たらなかった。
普通に考えたら、影ができそうなものだ。
でも、影などできなかったのだ。
ただただ、そこに紫色の夕陽が、
広がっていっていた。
私は、その光景をウッドデッキから、
ただただ眺めていた。
夕陽があるから影ができる、というのは、
どうやら私の思い違いだったのだろうか。
それとも何か、また、新しい世界に
やってきてしまったのだろうか。
でも、ここには、もうあのメタリックな
ウサギのような存在もいない。
しばらく、私は、そのまま眺めていた。
紫色に染まる丘からの景色を。
そして、ふと疑問に思った。
しばらく見ているが、本当にこのまま
夜はやってくるのだろうか。
暗闇が、いつものように、丘の上を
覆ってくれるのだろうか。
それすら疑問に感じていた。
私には、その紫色の夕陽は、永遠の
炎のようにも感じられた。
私は、その紫の夕陽が消えていくことが、
わからなかった。
想像がつかなかったのだ。
メタリックなウサギのような存在に出会って、
私は変になってしまったのだろうか。
それもよくわからない。
きっと、そんな日もある、ただ
それだけなのだ。