皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~手放すと入ってくるもの~
私は相変わらず、執筆をすることなく、
ウッドデッキで一日のほとんどを過ごして
いた。
こんなに、執筆をしていない日々を送るのも
久しぶりだ。
正確に言えば、作家として活動してからは、
初めてだろう。
それでも、私は焦ることなく、日々を
送るように努めていた。
焦りからは、よき作品は生まれない、
そんな持論があるからだ。
そして、私は不思議なことに、フランクさんを
通じて、苦しみというものを手放した。
ある意味で空っぽになっていったのだ。
空っぽのまんま、私は日々、ウッドデッキで、
自然とともにそこに在るようにした。
あまりにも空っぽになっていて、私が
本当にここに存在しているのか、一日に
何度も疑ってみたりした。
でも、たしかに、私は丘の上の家にある
ウッドデッキで、木製の椅子に腰掛けて
いる。
そして、空っぽの私に、時折電話が
かかってくるようになった。
元来、電話は苦手なほうだが、気を許せる
相手、調和の取れる相手であれば、歓迎する、
というちょっと気難しいところがある。
その電話の相手は、白い魔女だった。
白い魔女は、喫茶店をやっているからか、
様々な情報を財産のようにしていた。
別に私に売りつけるわけではないが、
「あなたに必要だと思って」と言って、
教えてくれたりするのだ。
「なんでそんなことをしてくれるの?」と
聞いても、恩があるから、と言ってくれて、
それで、電話は切られていく。
白い魔女は、いろいろなことを教えてくれた。
それは、普通に生きていたら、知ることの
ないようなことばかりだった。
私も、この丘の上に籠もっていて、執筆しか
していなかったら、触れることのない内容
だったに違いない。
空っぽになったら、必要そうな情報が
入ってきた。
白い魔女には感謝ばかりだ。
聞いてみれば、丘を降りれば、そこは
正に魔女の世界になっているということ
だった。
「魔女の世界」
もちろん、それは、例えに違いない。
魔女だからと言って、女性のことばかりを
指しているわけでもないし。
丘の下は、もう新しい世界が広がろうと
しているのだ。
果たして、私がこれから書くことに何か
関係があるのだろうか?
あっという間に、今日という日は、
日没とともに、終わりを迎えていく。