皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~この世は必要なことしか起こらない~
丘の上の家で、執筆に没頭する
日々を送っている。
正しく言えば、執筆に没頭する
日々を送っていた、になるが。
ここのところ、英国紳士のフランクさん、
白い魔女と立て続けてに物語を書き、
不思議なことが次々と起こり、私は何か
生まれる前に戻ったような、感覚になって
過ごし直していた。
日が昇れば、起きて、日が沈めば寝た。
そして、日が出ている間は、夢中で、
丘の周囲を散策している。
出会う生命の数を数える仕事を与えられた
かのように、数えていった。
これまで、なぜだか忘れていたが、ふと
気になったことがある。
あの、綺麗に整列した作物が生えた
畑のような場所だ。
結果的に、あそこでフランクさんと
出会ったようなものだ。
フランクさんは、あの畑で、作物を
育てていた。
それが、日本では栽培が難しいと
されているコーヒー豆だったのだ。
そのコーヒー豆をフランクさんから
分けてもらい、私は、そのコーヒーを
淹れて飲んでいた。
それで、不思議な体験をすることに
なったのだ。
英国紳士たる所以がわかるような、
フランクさんの過去生のようなものが
見えたりしたのだ。
中世ヨーロッパのフランクさん?だったのか、
やっぱり、そこでも私のように物語を書いていた。
あの、転機ともなった畑のような場所は
どうなっているのだろうか?
まだ、あのコーヒー豆はあの場所で私を
待っていてくれるのだろうか?
そうして、畑のような場所へ、曖昧な記憶を
引っ張り出して行ってみることにした。
たしか、家から数十分もあれば、
行けたはずだった。
でも、なかなか見つからなかった。
それも必要なこと、なのだろう。
日が傾いてきたとき、私は、その
畑のような場所にたどり着いた。
間違いない、ここだ。
でも、あのコーヒー豆がなっていた
植物は綺麗に刈り取られていたのだ。
土が表面を覆っている更地のような
場所になっていた。
あの、理路整然と並んでいた植物は、
いなくなっていたのだ。
心のどこかで、またあのコーヒーを
飲むことで、不思議な力をもらえるのでは、
と期待していた。
でも、もうコーヒー豆はなかった。
そう、私には、もうその必要はなくなった、
ということだったのだ。
私は、その畑のような場所をそのままにして、
その場を後にすることにした。
ちょうど、夕日の傾きが、更地を
照らしてくれて、そのことを教えてくれた
ようだった。