皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~燃え盛る浄火の炎~
丘の上の家で、執筆をすることも
なく、過ごしていた。
時には、一日中、ウッドデッキに出て、
ひたすら景色を眺めているだけの日も
ある。
そのときは、太陽の動きをこんなにも
感じられるのかと、少し感動していた。
太陽は、昇り、そして、沈んでいく。
それは、たしかなように感じる。
でも、同時に本当のことなのか、
証明をしてみろ、と言われると
わからなかった。
気が付いたとき、太陽の位置が自由に
変わっているとしても、おかしくはない。
そして、今日もウッドデッキから見える
景色は変わっていった。
徐々に、日が沈んでゆく。
ふと、英国紳士が住んでいたカラフルな屋根の
家が気になった。
一瞬だが、目を疑った。
カラフルな屋根の家が、燃えているのでは
ないかということだ。
火事か、と間違いなく思った。
でも、なぜだか家から煙は出ていない。
私は、意外にも冷静だったようだ。
どうやら、燃えているのではない。
太陽の光がそう魅せているだけだった。
そう、結論づけてしまうには、早い気が
したが、その燃え盛るように見える炎の
元をたどってゆくと、あの太陽だったのだ。
太陽の光は、角度を変えていったことで、
とても幻想的な色になっていた。
オレンジ色でもなく、青色でももちろんない。
太陽のオレンジ色と空の青色が混ざったのか、
鮮やかな紫色に見えることもあった。
そして、その太陽の光は、カラフルな屋根の
家を炎のようにして包み込んでいたのだ。
私は、その光景をずっと眺めていた。
傍観者のはずなのに、傍観者には
なれなかった。
きっと、この炎は、私にも関係のある
ことなのだと直感的に感じたからだ。
炎が収まるまで、小一時間を要したと
思われる。
それは、すなわち、太陽が沈んだことを
意味するわけだ。
鎮火された。
もちろん、実際に燃えていたわけでは
ないので、カラフルな屋根の家は健在だった。
ただ、私の心境も鎮火されていくような
想いがした。
なぜだか、カラフルな屋根の家を包み込む
炎のような光と私はリンクしていたのだ。
私の中にあった、まだあった、あったのだろうか?
邪悪に燃えていた炎が、鎮火されて
いった。
私にも邪悪な部分があったのかと、逆に
感心してしまうほどだった。
たしかに、最近、夢をみると、自分の邪悪な
部分が強調されているようなことが、あった。
これで、今夜はゆっくりと眠ることが
できそうだ。
どうやら、私の第一幕のようなものが、
終焉を迎えているような気がした。