皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~誰からも連絡が来なくなった~
英国紳士のフランクさん、白い魔女、
この三角形。
私は、この出会いから、なんだか
毎日が忙しくなっていた。
不思議な体験もあちらこちらで起きるし、
執筆自体も深く入り込む必要があった。
だから、日々、それこそ、没頭して
いたように感じる。
そんな激動とも言える、数ヶ月間を
過ごし、めっきりと落ち着いていた。
丘の上の家で、執筆もすることなく、
ゆったりと過ごしていたのだ。
朝、日が昇れば起きて、日が沈んで、
月が現れたら眠っていく。
日中も、ただただぼんやりと何かを
眺めて過ごしていたりしていた。
何か、不思議と思考が止まっているような
そんな感覚に陥ったりしている。
あまりに、ぼんやりとし過ぎていて、
もう、これから執筆などできないのでは
ないかと、不安になることもあった。
でも、もちろん、そんな不安は杞憂に
終わるのだ。
こうしたぼんやりと過ごす時間も、
作家としての私には大切なものとなった。
ずっと、ぼんやりとしていたかった。
ところが、そうはいかなかった。
たくさんのぼんやりが、形を整え始め、
私に大きな疑問となって投げかけてくる。
「君は、いったい、何を書こうとしているのだね?」
毎日、何度も何度も、そのぼんやりは、
私にそう聞いてくるのだ。
でも、答えは一向にでなかった。
その疑問に、私はただただ、うつむくしか
できなかったのだ。
そして、そんなぼんやりが形となった
疑問を振り払うかのように、私はいつも
風呂に入った。
身体を念入りに洗って、じっくりと入浴を
するのだ。
一瞬、すっきりとする。
でも、やっぱり、その疑問は、私から
離れることはなかったのだ。
「君は、いったい、何を書こうとしているのだね?」
あまりにも答えが出ないので、
こう続けてみた。
「私は、いったい、何を書こうとしているのだね?」
少しだけ、ベッドの上で気が楽に
なった。