皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
~まさか、あの3人が対面するとは~
駐車場に、大きな音のする車を置いて、
私は、通い慣れた白い魔女の喫茶店に
向かった。
遠くから、パープルのスーツを着こなした
英国紳士フランクさんの姿が見える。
少し前のことだが、とても懐かしく
感じていた。
「あなたのことをお待ちしていました」
フランクさんは、いつもこうして
私を歓迎してくれるのだ。
「ぜひ、この喫茶店にご招待したくて」
「実は、偶然ですが、私もこの喫茶店に」
「来ていました」
「私は、ごくごく最近ですが」
フランクさんは、驚いた表情を浮かべ、
その偶然を歓んでくれた。
そして、もちろん、私は、白い魔女の
物語を書いたことは、言わなかった。
そして、私たちは、テンポよく、
お店の中に入っていく。
「いらっしゃい」
白い魔女の、明るい透き通った声が
聞こえてくる。
白い魔女は、驚いていた。
なぜ、フランクさんとあなたがいるの?
という顔をしてくれた。
私たちは、簡単に親交があったことを
伝えたのだ。
私は、フランクさんとテーブルを
挟んで対面した。
そして、ふたりともホットコーヒーを
注文する。
白い魔女は、これまたテンポよく
コーヒー2杯を淹れて、私たちの
テーブルに持ってきてくれた。
私たちの前に、コーヒーを置いて、
3人が会えたことを祝福する。
白い魔女は、自然と、フランクさんの
隣に座っていた。
そのとき、私は白い魔女の表情が
くっきりと見えたのだ。
そして、その声も、目も何か
澄んだ感じがした。
白い魔女は、本当の意味で
真っ白い魔女になっていたのだ。
それは、自分で言うのもなんだが、
私が書いた白い魔女の物語。
それが、おそらく、十中八九
浄化をもたらしたのだろう。
あの大きな、流れ続けた涙。
絶対的な恐怖感が流れていった日。
あの日、白い魔女は本当の自分を
取り戻していった。
白い魔女が笑みを浮かべる。
絵に描いたような自然な笑み。
私は、なんだか、人のことだが
物語を書いたものとしてホッとしていた。
いつの間にか、白い魔女もお手製の
コーヒーを飲んでいた。
白く透き通る右手に釘付けになっている。
気が付けばフランクさんも笑っていた。
フランクさんを見ると、「よくやってくれたね」
そう言っているようだった。