皆さま
おはようございます。
「夢のような世界を生きる物語」です。
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「夢のような世界を生きる物語」
～新しい行動を催促される～
丘の上の家で、執筆活動に
没頭する日々を送っている。
正確に言えば、送っていた、
となるのだが。
あれから、ひっきりなしに依頼が
あった執筆に、変化が起きた。
ほとんどの執筆依頼が、なくなって
しまったのだ。
せっかく、こうして執筆活動に
没頭できるようになったのだが、
急に、ぽっかりと執筆することが
なくなった。
しばらくの間は、そのうち依頼が
やってくるだろうと、ウッドデッキで、
丘の景色を見て過ごしていた。
でも、桜が咲いて、花びらが散って、
青々と葉が茂る間、執筆の依頼は、
やってこなかった。
でも、不思議と焦らずに過ごすことが
できていた。
これも、人生の大きな流れの一部だと。
そうはいっても、物理的には
お腹は空くし、美味しいコーヒー、
お酒だって飲みたくなる。
もうずいぶんと久しぶりに、丘を降りて、
街に行ってみることにした。
置いてあった車に、初めてエンジンを
かける。
とても古い車で、大きな音がして、
なんとかエンジンはかかった。
それから、丘を下っていく。
車で30分くらいだろうか、段々と
人や建物が増えてきた。
街だ。
街は、私を迎え入れてくれている
ようだった。
ずっと、丘の上に住んでいた私を
受け入れてくれるのだ。
そうすると、大きな駐車場があることが
わかった。
どうやら、無料の駐車場で、それぞれ、
ここに車を止めて、歩いて街を散策、
買い物できるようになっているらしい。
大きな音がする古い車を、私は、
その駐車場の中央に止めた。
【終わり】
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