皆さま
おはようございます。
「地球に生まれてきた理由を知る物語」です。
詳しくは本文をお読みください。
公式LINEで👽宇宙直結チャンネル👽を
文章にして配信始めました!
ご興味ある方は、下記より友だち追加して
おいてくださいね!
-----------------------------------------------------------------------------
「地球に生まれてきた理由を知る物語」
~純粋な気持ちのエネルギー~
ここは、中世ヨーロッパ。
私は、そこで貴族をやっている
フランクと言う。
私は、貴族であり作家でもあった。
中世ヨーロッパ仕込みのお城に住み、
ひたすらに物語を書いていく。
貴族だから、裕福な暮らしは約束
されている。
物語が流行るか流行らないか、そんなことは、
どちらだっていいのだ。
そして、私は、貴族があるが故に、
ある程度決められた相手と結婚めいた
ものをしていた。
そのときの私は、貴族で居続けるには、
そうするしかないと信じていたからだ。
私には、書き続ける以外にひとつだけ
楽しみがあった。
それは、馬車に乗って街の見物に
出られる日だ。
月に1度か2度。
執筆のためだと言って、特別に
馬車を出してもらう。
そして、必ず寄っていく場所がある。
お城からはとても離れた場所。
少し寂れた街並みと言っても大げさ
ではない。
だから、馬車で行くととても目立つ。
スピードを上げて、走って行くのだ。
そこに、とても古くなったレンガの家。
そこからひとりの女性が、馬車に
飛び乗ってくる。
誰にも見られないように。
そして、馬車のなかで、私はその女性と
数分間、一緒に過ごすのだ。
こんなことがバレては、貴族の暮らしは
できなくなることだろう。
でも、私には、どうしても馬車に乗って
この女性を会う必要性を感じるのだ。
そのときだけは、私も貴族ではなく
ただの人間で在るフランクに戻れる。
そして、そこで素直になってお話しを
するのだ。
私は、毎回、お城に帰りたくなくなる。
でも、女性は、きちんと帰りなさいと
言ってくれるのだ。
女性は、いつも冷静でいてくれる。
でも、とても心の奥に刺さりくる
言葉をもらったことがあるのだ。
「私は、あなたに会えるだけでいいの」
「ただ、会いたいだけなんだ」
その言葉は、私の価値観をひっくり返す
ほどのエネルギーがあった。
もちろん、私自身も恥ずかしながら、
そのエネルギーを持っていたからこそ
呼応したのだろう。
今は、冷静にそういっているが、
馬車の中で、涙が溢れた。
「そうか、ただ、会いたいだけ」
「それで、いいんだ」
「また、会おう」
「必ずや会おう」
「次の人生では、思い切りふたり一緒にいよう」
間もなく馬車は、レンガの家に
到着した。
女性は、にこりと微笑んで、
馬車から飛び降りていくのだ。