皆さま
おはようございます。
「新しい地球を生きる物語」です。
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「新しい地球を生きる物語」
~あなたは誰なのですか?~
丘の上の家で、執筆活動に、執筆に
没頭する日々を送っている。
そして、今日、とうとうあの
英国紳士の家に来ていた。
驚いたのは、いつか見た中世ヨーロッパ、
お城の中の書斎にいた英国紳士。
それと同じ書斎が、英国紳士の家にも
あった。
頭がこんがらがった。
英国紳士が用意してくれたコーヒーと
ケーキをいただくことになる。
そこは、カラフルな屋根の家の
リビングだった。
リビングのテーブルと椅子も明らかに
年代物に感じる。
言葉が合っているかわからないが、
アンティークとでも言うのかもしれない。
そんな重厚感のある椅子に腰掛け、
英国紳士の所作を見ていた。
手際よくケーキを取り出し、コーヒーの
準備もする。
その間に、カップやお皿、フォークなども
用意しているのだ。
あっという間に、英国紳士は、私の前に
ケーキとコーヒーを置いてくれた。
このコーヒーの香りは、嗅いだことが
あった。
まさに、英国紳士が持ってきてくれた
コーヒー豆で淹れたコーヒーだった。
「どうぞ」
英国紳士は、おもてなしすることが、
とても楽しいようで、笑顔でそう言ってくれた。
そして、「いただきます」と言って、
コーヒーを一口啜る。
英国紳士も美味しそうにコーヒーを
楽しんでいるようだった。
「ケーキととても合います」
英国紳士がケーキも進めてくれる。
私は、素直にコーヒーとケーキを
口に運んでいった。
なんだか、自分がどこにいて、いつの
時代を生きているのか、わからなくなって
いっている気がする。
頭がこんがらがったからなのか、
とうとう英国紳士に質問することが
できたのだ。
「すみません、何度かお会いしたのに」
「お名前を聞いていませんでした」
私は、自分の名前を名乗って、
そんな風に、英国紳士に「あなたは誰ですか?」と
聞いたのだ。
その後、私はケーキもコーヒーも
喉を通らない気がした。
そのまま息を飲んで応えを待った。
英国紳士は、「ようやく聞いてくれました」と
言わんばかりに、ニッコリと微笑みかけてきた。
さすがに、ドキッとした。
ちょっと怖かったのだ。
答えを聞くのが怖かったのか、存在が
怖かったのか、はたまた・・・。
「私はフランクと言います」
「・・・」
言葉はなかった。
そのまま続きを聞いていたかった。
「中世ヨーロッパ時代を生きたあなたでもあります」
随分前に飲んだコーヒーが、胃の中に
浸透していくのが、はっきりとわかった。
それと同じように、英国紳士が誰だったか、
というよりも、私が誰だったのかが、一気に
繋がっていった。
なぜ、英国紳士、いやフランクさんが
ここにそして今、存在しているのか
わからなかった。
でも、ひとつだけはっきりとわかったことが
ある。
それは、私がこの時代に生まれてきて、
何をしに来たのか・・・
それが、はっきりとわかったのだ。
フランクさんは、その後、役目を終えたかの
ように、この丘から引っ越していった。