皆さま
おはようございます。
「新しい地球を生きる物語」です。
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「新しい地球を生きる物語」
~英国紳士にもらったコーヒーの味~
丘の上の家で、執筆可動に
没頭する日々を送っている。
そして、今、夕日を浴びながら
英国紳士からもらったコーヒーを
飲もうとしていた。
そのコーヒーの香りは、とにかく
懐かしい感覚がしたのだ。
そして、夕日のオレンジ色を吸い込む
コーヒーを見つめ、一口ゆっくりと
飲んでみる。
「美味しい」
シンプルな感想だったが、とても
美味しかった。
雑味がないのだ。
雑味がなくなったとも感じた。
すーっと身体に染み入っていく
感覚を覚えた。
なぜだか、目を閉じる。
そして、一口、また一口と
コーヒーを啜る。
深く深く。
目を閉じる。
瞼の裏なのか、脳裏なのか、場所は
よくわからないが、オレンジ色の夕日が、
バックライトのように、情景を映し出す。
古い映画のようだった。
そこは、中世のヨーロッパらしき場所。
貴族のような格好をした人たちが、馬に
乗っていた。
その情景は、古代地図のような色合いを
していて、決してカラフルではない。
目の前を息つく間もなく、貴族を乗せた
馬たちが駆けてゆく。
ふと、1頭の馬が気になった。
色がわからない情景のはずなのに、この
馬だけ、紫色に見える。
そして、徐々に目線を上げて行くと、
その紫色をした馬にも貴族が乗っていた。
その貴族も色がわかった。
紫色の上下を着た貴族だ。
そして、その紫色の上下を着た貴族は、
馬に乗りながら、こちらを向いた。
完全に目が合った。
そう、それは、紛れもなく英国紳士だったのだ。
今のように、英国紳士は笑顔はみせなかった。
どこか、鬼気迫るものを感じる。
そして、場面が切り替わる。
英国紳士は、貴族の住むお城のようなところに
馬と入っていく。
そして、広々としたお城からは、想像も
つきにくい狭い部屋に入っていった。
そこは、所狭しと古い書物が置かれている。
そして、小さな机と椅子。
小さな窓もある。
そこから差し込む光。
小鳥もやってきていた。
英国紳士は、先ほどまでの鬼気迫る表情は
和らいでいるようだ。
そして、小さな椅子に座り、何かを考えて
いるようだ。
英国紳士は、目を閉じ、微動だにしない。
時間が経つと、英国紳士の頭頂部に光が
あった。
細い光の線が天空から降りてきて、その
光が英国紳士の頭頂部で溜まっている
ようだ。
英国紳士は、深い呼吸をしている。
そして、使い古したペンをとり、筆を
走らせていく。
何か不思議な力を与えられているのか、
そう感じさせるエネルギーがそこにはあった。
と、同時に、私の方も、英国紳士と同じく、
頭頂部に光を感じる。
英国紳士と同じ体感になっていることが、
直感的にわかった。
そうだ、そうだったのだ。
英国紳士は、私だ。
そして、私は英国紳士だ。
すると、場面が切り替わる。
スーッと解けるように、いつもの
丘の上の家にあるウッドデッキにいた。
単純な言葉は使いたくなかったが、
もう思考が働かなかった。
「いったい、何が起きたのだろう?」
いつの間にか、手に持っていた
コーヒーカップは空になっていた。