皆さま
おはようございます。
「新しい地球を生きる物語」です。
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「新しい地球を生きる物語」
~ここはどこなのだろう?~
丘の上の家で執筆に没頭する
日々を送っていた。
しかし、自分の記憶がなくなったのか、
いきなり変化したのか、そのプロセスに
覚えがない。
でも、たしかに、この丘の上の家で、
執筆に没頭できているのだ。
いつだったか、随分前になるだろうが、
高層ビルのひとつで、毎夜毎夜遅くまで
興味の持てない仕事に追われていたことも
あった。
たしかにあったのだ。
いつの日か、作家になりたい、なんてことを
残業をしながら、思ったことも何度もある。
でも、こんな生活を送っていたら、きっと
作家になんてなれないんだと、落ち込むことも
あった。
その世界と、今の世界は、まるで違う。
違いすぎて、何か乖離が起きているのかも
しれない。
今、たしかに、丘の上にある家にいる。
そこには、たしかな書斎だってある。
でも、ふと思う。
「いったいここはどこなのだろう?」
簡単な言葉ではなぜだか表現ができずに
いたのだ。
自然溢れる場所、執筆に最適な場所、
たしかにそうだが、なぜだかピンとこない。
でも、たしかに、覚えがあるような
気がしていた。
外に出て、目を閉じてみた。
「まるで、本の世界だ」
ふと、そんなことを思った。
そうか、そうだったのか。
一気に、答えが見つかっていったのだ。
自分が小さい頃に場面が変わっていく。
自宅の部屋に閉じこもり、本を
読んでいた。
夜眠るその直前まで、ずっと読んで
いるようだった。
そうだったのだ。
思い出したのだ。
その小さい頃、夢中になって
読んでいた本の世界。
今、自分はその世界を生きて
いるのだ。
気が付いたら、この夢中になっていた
本の世界にやってきていた。
だからなのか、自分がここに存在している
だけで、うれしくてたまらない。
日々が充実し過ぎている。
そこに幸せしかない。
驚くことや、不可思議なこと、時には
不安になることもあるが、そこには幸せしか
なかったのだ。
それこそが、小さい頃に夢中になって
入り込んでいた本の世界。
本の世界に来てしまった自分。
元いた世界にいたはずの自分はいったい
どうなっているのだろうか?
もう、元々消えてしまっているのか。
考えたって答えが出るはずもない。
まあ、いいか。
これからもこの夢中になれる本の世界を
生きてゆこうではないか。