皆さま
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「新しい地球を生きる物語」です。
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「新しい地球を生きる物語」
~英国紳士が気になり、訪れた場所~
丘の上の家で、執筆に没頭する
日々が続いていた。
だがしかし、ここへきて、気になることが
出てきている。
執筆の前に、そのことをクリアに
しておきたい。
あの、英国紳士のことだ。
とは、言っても自分にあのカラフルな
屋根の家に行く勇気は到底なかった。
それと同時に、人影は見えたが、
すんなりと会える気がしてはいないのだ。
丘の上から、少しずつ下っていくことに
した。
木々の間を、注意深く歩いていく。
一度しか通っていなかったが、何度も
通っているかのように、慣れていた。
もう少しだ。
そう思った途端に、目の前が
開けたのだ。
そこは、綺麗に切り揃えられた植物が、
規則正しく並ぶ、畑のような場所。
一度だけ訪れていたのだ。
どうしても、ここを訪れる必要が
あると感じていた。
そして、その畑のような場所を歩いて
回ってみる。
とても広い場所だ。
胸の高鳴りを感じている。
その音が、聞こえるのではないかと
心配になるほど、畑のような場所は
静けさがあった。
半分くらい回ったところだろうか。
明らかに誰かの後頭部が見える。
その高さからは、座っているようだった。
しばらく立ち止まってしまう。
様子を見ると、座り込んで、植物の
手入れでもしているような気がした。
次の一歩を踏み出そうとしたときだった。
後頭部がくるりとこちらを向いた。
無理な動きではないのだろうか?
余計な心配をよそに、その人物らしき
人物は立ち上がり、こちらに視線を
送っていた。
その瞬間に、わかっていたはずなのに
目を疑った。
あの、夢にまでみた英国紳士に違いない。
「こんにちは」
英国紳士は、流ちょうな日本語で
笑顔を向けて、挨拶をしてくれた。
言葉が出ずに、小さく会釈をする。
「はじめまして」
そう言われて、違和感を感じたが、
こうして会うのは初めてだ。
「私は、ここで、作物を作っています」
「ここに人が来たのは、初めてです」
なんと、英国紳士は、自分のことを
知らない様子だった。
本当に初対面なのだろうか。
疑問に感じたが、そのまま世間話を
続けていった。
どうやら、あのカラフルな屋根の家に
住んでいる、彼はそう言ったのだ。