皆さま
おはようございます。
「新しい地球を生きる物語」です。
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「新しい地球を生きる物語」
~しばらく書かない日々~
丘の上の家で、執筆に没頭する
日々を送っていた。
でも、時に、敢えて書かない選択を
することにしたのだ。
それは、自分自身に気になることが、
大きくなっているから。
執筆に没頭してきたときに出てきたり、
夢にも出てきた、あの英国紳士のことだ。
「いったい誰なのだろう?」
ということが、一番の疑問であるが、
それ以外にも気になることはたくさん
あった。
なので、しばらくの間、書くことを
やめてみることにしたのだ。
これは、どうなるかわからないが、
どこかで、
「英国紳士のことがわかったら」
「さらに、書けるようになる」
「そんな気がするのだ」
「ただの勘でしかないのだが」
だから、しばらくの間、日中は、
ウッドデッキに出て、日光浴をしたり、
木々を眺めたりしている。
せせらぎに耳を傾けてみたりもした。
不思議とそんなときは、動物たちも
鳥たちも、気を使っているのか、
ウッドデッキに遊びにきたりしない。
それでも、英国紳士の謎は、解けない。
解けない。
でも、本当は、試したいことがあった。
それは、あのカラフルな屋根の家だ。
もしかしたら、その窓を見てみれば、
答えがわかるのではないだろうか。
どこか怖かった。
今までは、自然と窓を見て、もうひとりの
自分と会ったりしてきたのだ。
でも、怖いのだ。
それは、窓を見るしかない、そういう
答えなのだとも感じていた。
カラフルな屋根の家、その屋根を見る。
段々と視線を落としていくと、あの窓が
ある。
あの窓と目が合う。
しばらく見つめていた。
しかし、何も現れなかった。
安堵したが、どこかで、残念な気持ちも
あった。
ホッとしながら、肩を落としていた。
「ここにいる」
ハッとした、なぜだか、語り掛けられた
気がする。
もう一度、カラフルな屋根の家の窓に目をやる。
やはり、誰も映っていない。
もう一度、視線を外そうとしたとき、
窓の奥に、人影が見えた。
初めてのことだった。
表情はもちろん、顔もわからなかった。
人影が見えただけだったのだ。