皆さま
「あなたの霊性が目覚めゆく物語」
です。
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【自己紹介】
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「あなたの霊性が目覚めゆく物語」
～幸せになりたいと望むリス～
森の中にリスが住んでいました。
リスは、幸せになりたいと望んでいます。
だから、仕事を変えようとか、家族との
付き合いを変えようとか、人間関係も
考え直そうとか、趣味を増やそうとか、
お金を稼げる方法を考えようとか、
いろいろと考えてみました。
そして、実際に行動に移したことだって
あります。
でも、なかなか幸せだと感じることは
なかったのです。
仕事を変えてみても、家族と距離を取ってみても、
人間関係を変えてみても、趣味を増やしてみても、
収入が増えても。
それでもリスは幸せだと感じることが
なかったのです。
そんなある日、リスは、お散歩に出かけて
いきます。
行き詰まったらお散歩に出かけたり、
山登りに出かけるのがリスのパターンでした。
そうして森の中をお散歩していると、
なぜだか今までは見たことのない
大木に出会います。
みるからに長い時間をこの森で過ごしている
大木でした。
リスは、その大木の下にいき、上を見上げるのです。
すると、大木は、優しくリスを包み込むような
そよ風を起こします。
そうして、大木は無言で、そのまま
リスに語り掛けるのです。
「リスさん、あなたは、幸せになりたい」
「そう願っているはず」
「なのに、いろいろやってみたけど」
「幸せだと感じることがなかった」
「では、どうしたらいい？」
「そう、思っているはずじゃ」
「いいかい、リスさん」
「リスさんは、今、不幸だと思っている」
「不幸だからこそ、何かを変えたいと」
「外側の全てを変えれば、幸せになると」
「信じている」
「不幸から、スタートしてしまっているのじゃ」
「だから、いくら外側の希望を叶えても」
「幸せだと感じることはない」
「大切なことは、幸せだったことに」
「気が付いていくこと」
「自分の内面が外側を創りだしていること」
「そこに気が付いていくことなのじゃ」
「だから、いいかい」
「なかなか幸せだと思えないかもしれない」
「でも、幸せだと感じていなければ」
「幸せな現実は創られないのじゃ」
「ということは、今起きている幸せだと」
「感じられるところから感じていけばいい」
「木の実が食べられること」
「仕事があること」
「木を登る前足と後ろ足があること」
「花々を愛でること」
「なんだっていいのじゃ」
「そうして、リスさんの心の中を」
「幸せで満たしてあげてみんしゃい」
「そうしたら、幸せから始まる世界を」
「創ることができるのじゃよ」
そうして、大木は、再びフワッと
リスに風をおくりました。
リスは、気持ちが良くなり、うたた寝を
しているような気分になります。
「あー、気持ちがいいなあ」
「あ、幸せかも」
「これも幸せ」
「そっか」
リスは、大木に「ありがとう」と
伝えて、いつもの森の中に帰ってゆくのです。
【終わり】
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