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「あなたの霊性が目覚めゆく物語」
です。
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【自己紹介】
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「あなたの霊性が目覚めゆく物語」
～生きた足跡は繋がっている～
森の中にリスが住んでいました。
リスは、自分が生きてきた足跡のようなもの、
それが、なぜだか無駄だったのではないかと
どこかで感じていたのです。
それは、まさに、足跡が点々としていて、
どこに向かっているのかわからないような、
そんな感覚でいました。
だから、リス自身、これからもそうなって
いく気がしてしまっていたのです。
「いったい、どこに向かって生きているのだろう」
そんなある日、リスは、珍しく
山登りにでかけました。
理由は、特にありません。
ただ、山を登りたくなったから。
そうして、リスは、山を登ってゆきます。
道中、リスは、疲れを感じて、
休んでいました。
それは、大きな木の下です。
なんとなく、リスが木の根元を見ると、
大きな穴があいていました。
まるで、祠のようです。
リスは、疲れた身体を立て直し、
木の穴に入っていきました。
すると、バサバサという音がします。
なんと、そこには、大きなフクロウが
いたのです。
フクロウは、リスを見るなり、
「よく、いらっしゃいました」
そうして、フクロウは、リスにとって
必要なことを話してくれたのです。
それは、なぜ、リスの生きた足跡が
点々と感じているのか。
そして、それが、どうして、起きたのか、
なぜ、そのことを体験する必要があったのか。
リス自身も、もちろん、体験したので、
知ってはいましたが、それが、なぜ、
今に繋がっているのか、理解ができて
いなかったのです。
腑に落ちていなかったのです。
なぜ、あのとき、壮絶な不安な気持ちを
感じていたのか。
それが、あったからこそ、この今の
生き方を幸せだと気が付くことが
できるようになったのだと。
フクロウは、静かな声で、リスの生きた足跡を
言語化してくれたのです。
それが、リスにとっては、とてもありがたく、
全てが繋がってゆきました。
そのお陰で、リス自身は、自分の生きた
足跡に無駄なものなどひとつもなかったことを
知ることができたのです。
だから、リスは、さらに、今から、もっと
軽くなって生きることができるようになります。
それくらいに、リスにとって、この
過去の足跡を繋げる作業は、とても
大切なことだったのです。
リスは、フクロウに感謝を述べて、
山を登り続けました。
【終わり】
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