皆さま
「魂を視る畳職人【和】の物語」が
早くも帰ってきました。
なんと宇宙バージョンです。
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【自己紹介】
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「魂を視る畳職人【和】の物語」
～宇宙バージョン⑨～
地球で畳職人になる和（なごみ）は、
宇宙の惑星から地球にやってきました。
多くの地球ならではの体験を重ねて、
少しばかり疲れていったのです。
没頭していきました。
そして、和にとっては欠かせない
同志がいたのです。
それが、従兄弟の洋（よう）でした。
和は、洋と地球では従兄弟同士であり、
宇宙の惑星でも一緒に過ごしていたのです。
一緒に地球のチケットを手に入れ、歓喜し
楽しむためにやってきました。
和と洋は、そんな関係です。
でも、もちろん和も洋も宇宙の惑星で
話して決めてきたことなど、忘れています。
地球で、なんだかとても気の合う
従兄弟同士とうだけでした。
なので、どれだけ、和が地球の体験に
没頭して、しんどい思いをしても、
こっそりと涙を流そうとも、洋と
会うとたちまちそのような現実は
忘れることができたのです。
それくらい、和と洋の間には特別な
何かがありました。
どうしたって縁が切れない、そんな
強固なものを感じるのです。
和は、洋と会えるとき、まるで
宇宙の故郷に帰ったときのように
心安らぐのです。
調和が全開になります。
そうして、和と洋お互いに
エネルギーを充填させていたのでしょう。
そんな和と洋は、仲の良い絶頂のとき、
洋の家族の海外転勤に伴い、大きな別れを
することになるのです。
そのときの和の喪失感は、果てしない
ものでした。
「これから、どんな楽しみがあるのだろう」
和は洋と会えなくなるこれからの
生活に、どこか絶望感を感じるほどだったのです。
洋と会えなくなってから、和は、
しばらくの間、心を閉ざした状態になりました。
でも、一歩ずつ、進んでいったのです。
大切なものを、その名の通り
大切にしてゆきました。
畳、白い神様。
この喪失感も和にとって、地球でしか
体験できない貴重なもの。
地球の体験に没頭している和には、
気付く気配はありません。
そうして、いよいよ紆余曲折
ありましたが、和は、畳職人への
道を歩み始めるのです。
多くの存在が、そのことに応援と
歓喜の気持ちを送っていました。
和は、どこからともなくエネルギーを
受け取っていたのです。
「やるぞー！」
【終わり】
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