皆さま
「いよいよ目を醒ます物語」
です。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「いよいよ目を醒ます物語」
～お池が変わりゆく～
地球の中にポツリとお池が
ありました。
お池の中には、たくさんの生き物が
住んでいます。
いろいろな生き物がいるのです。
魚をとっても、いろいろなことを
していました。
意地悪をしている魚、競争を好む魚、
争うことばかりの魚、餌を取り合う魚。
調和を好む魚、個性を尊重する魚、
愛を育む魚、愛を広げる魚。
本当に様々なのです。
お池の中は、そんな生き物たちで
いっぱいでした。
ある日のこと、お池に流れ込む
小さな滝があることがわかります。
小さな滝はふたつありました。
ひとつは、黒くて汚れた水が
落ちてきています。
もうひとつは、光り輝く水が
落ちてきています。
汚い水と綺麗な水、その両方が
落ちてきているのです。
その水量は、どちらもまったく
同じでした。
だから、なんとかお池の水の中は、
水質を保っています。
調和を好む魚、個性を尊重する魚、
愛を育む魚、愛を広げる魚たちは、
この危機に気がついていました。
「このままでは、汚い水が増えて」
「綺麗な水は、少なくなっていく」
「そうしたら、このお池は･･･」
目を醒ました魚たちは、今までの
在り方を変えようとしていったのです。
「池の水を大切にしよう」
「餌を獲りすぎるのはやめよう」
「自然のものは、そのまま残そう」
「争っている場合じゃないな」
「同じ過ちは二度と繰り返さない」
「愛を広げ続けよう」
そんな在り方を持った魚たちは、
それを意識してお池で暮らすように
なっていきました。
その愛は、お池の中に広がろうと
してゆきます。
少しずつ少しずつ。
徐々に広がってゆくのです。
他の魚、生き物たちの在り方に変化が
始まってゆきます。
すると、汚い水が落ちてくる滝の水量が
グッと減っていきました。
みるみるうちに、お池の中の水は、
綺麗で輝くようになっていったのです。
美しいお池が戻ってきました。
魚たちは、この美しいお池で
生涯を全うしてゆくのです。
【終わり】
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