皆さま
周囲が荒れ狂おうが、そこに
巻き込まれない方法がひとつだけ
あります。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「【自分軸】渦巻きの中心は決してぶれない物語」
~嵐の森に住むフクロウ~
森の中にフクロウが住んでいました。
フクロウは、迫り来る変化を
ひしひしと感じています。
森の上の空は、深い紫色に
変わってゆきました。
風が強くなり、フクロウの柔らかな
羽が音を立てて揺らいでいます。
深く色づいた空からは、しとしとと
雨が森を濡らしてゆくのです。
そう、これから、森にやってくるのは
嵐でした。
徐々に、風も雨も強まっていきます。
小動物たちは、不安になり、
集まり、身を縮こめているのです。
フクロウは、嵐がどんなものかを
熟知していました。
木の枝にしっかりと足の爪を
絡ませて、背筋をギュッと
伸ばします。
天空から地面へ、真っ直ぐ一本の
芯が通っていくかのようでした。
嵐はどんどんと音を立てて強まって
いきます。
多くの動物たちは、逃げ回っていました。
フクロウは、目だけを静かに動かして
嵐の動向を見ています。
不思議と森は嵐に巻き込まれて
いましたが、フクロウ自身は少し濡れたり
風に吹かれるくらいで、しっかりと
その場から動かされることはありませんでした。
嵐の渦中にいるように見えながら、
フクロウは、嵐を俯瞰して観ているのです。
むしろ、嵐はフクロウを中心として
起きているかのように見えるくらいでした。
まさか、フクロウが嵐を起こしているのでは?
と、疑問を抱いても不思議ではありません。
そう、嵐の中心というのは、嵐が
起きていないのです。
それこそが、自分軸といえます。
フクロウは、見事に自分軸をしっかりと
木の枝に打ち付けて、嵐に巻き込まれることは
ありませんでした。
フクロウが信じているものを聞くと、
「自分自身」静かに羽を広げて答えるのです。