皆さま
目の前の出来事が流れるように
見ていられるように、なったら
みんな楽になるなあと思ったのです。
でも、「ちょっと待った」という
メッセージがやってきました。
「その前にやることがあるよー」
とのことです。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「目の前の出来事に振り回されないための物語」
～池に浄化が起きてゆく～
池の中に鯉が住んでいました。
鯉は、一日中泳ぎ続けて生きるために
餌を探し回ります。
なので、一日が終わるとヘトヘトに
疲れているのです。
でも、鯉にとって、なぜだか
気に食わない相手がいました。
それは、亀です。
鯉から見ると亀は、とてものんびり
しているように見えます。
でも、のんびりしていても、生きて
いっているし、餌も食べることが
できています。
「あんなにのんびりしているのに」
「なんだか楽そうだ」
「こっちは、毎日泳ぎ続けて」
「ヘトヘトだっていうのに」
亀は普通に泳ぎ、餌を採り、
生きているだけです。
でも、鯉にとっては、そのように
映っています。
だから、できるだけ鯉は、亀を
見ないようにするのです。
時折、出会ってしまうと鯉は
イライラ、フツフツとネガティブな
感情に支配されてしまいます。
鯉は、本当は、そんなことに
支配されることは心地よいこと
ではないと感じていました。
できれば、そんな目の前の出来事は、
流れるように見ていたかったのです。
でも、実際は、そうはいきませんでした。
そうしたいのに、そうならない。
池の神様は知っていました。
「まずは、浄化をしなさい」
池の神様は、鯉に愛の気持ちを
向け続けてくれていたのです。
なかなか、鯉は気がつきません。
来る日も来る日も亀に会うと
イライラフツフツと感情に
支配されています。
でも、きちんとタイミングは
やってくるのです。
鯉は、ネガティブな感情に支配される
ことを辞めたいと、決めました。
「もういい」
ネガティブな感情に気付いたからこそ、
辞めることを決意できます。
そうして、池に浄化が起きたのです。
鯉は、小さい頃に体験した
「そのままの自分でいてはいけない」
こうした思い込み、それが浄化
されてゆきます。
そのことが、大人になって、亀を通じて
メッセージとしてやってきていたのです。
そうして、鯉は、浄化が進み、
自分らしくいられるようになりました。
もう、ネガティブな感情が湧くスイッチが
なくったのです。
だから、必然的に亀がゆっくりとのんびりと
泳いでいても、幸せそうにしていても
鯉にネガティブな感情は湧かなくなりました。
「目の前の出来事が流れるように起きる」
「目の前の出来事に振り回されない」
「ただ、そこに出来事が起きているだけ」
鯉は、明らかに生きやすくなりました。
池の神様は、そのことを知って
とても歓んでいます。
鯉も、池の神様に感謝をしました。
「ありがとう」
鯉は、変わることになりました。
亀は、何も変わらずそのまま
生き続けています。
【終わり】
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