皆さま
生き辛さを感じている人には、
うってつけの物語でございます。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
異次元と繋がっていそうな神社、
とてもいい気が漂っていました。
【自己紹介】
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「目の前のコントラストを苦しむか楽しむか物語」
~宇宙からきた子どもの物語~
宇宙からやってきた子どもが
地球に生まれました。
子どもは、目の前のコントラストに
苦しんでいたのです。
地球では、何をやるのも見返りが
必要でした。
「お手伝いをしたら、お小遣いをもらえる」
「じっと我慢していたら、褒められる」
「痛みに耐えたら、称賛される」
「宿題をやってきたら、怒られない」
でも、宇宙からやってきた子どもに
したら、それが苦しくて仕方ありません。
「なんで、見返りが必要なの?」
「みんなで楽しくやろうよ」
「楽しくやろうよ」
「楽しくやりたい」
そう、宇宙からやってきた
子どもにしたら、それが本心だったのです。
それで、週末の夜、明日は休みだと
ウキウキとしながら眠りに就きました。
眠りながら、宇宙からきた子どもは、
故郷に帰るのです。
故郷の仲間たちが、歓迎してくれました。
宇宙からきた子どもは、いろいろと
地球での不思議なこと、苦しいことなどを
話すのです。
その仲間の誰かが言いました。
「君は、そのコントラストを」
「体験しに行っているんだよ」
「だって、そう言ってたよ」
宇宙からきた子どもは、すっかり
そのことを忘れていたのです。
「そうだったっけ」
そう、本当は、宇宙からきた子どもは
地球で、その時分との落差を体験することも
やりたかったことでした。
でも、それは程々にして、やっぱり、
自分らしく生きられるように、その
コントラストの差を埋めていく、
そんな風に考えていたのです。
「そうか、そのコントラストは」
「存在するから、それはそれで」
「楽しみながら、どんどんと」
「自分の気持ちや持っているものを」
「大切にしていけばいいんだね」
宇宙からきた子どもは、故郷で、
そう理解することができました。
「コントラストに迷うことも多いけど」
「結局は」
「このままでいいんだ」
「差があるのは、普通のことなんだね」
「楽しもう」
「楽しんでくるよ」
そう言って、宇宙からきた子どもは
故郷で見送られながら地球へと
戻ってゆくのです。
「おはよう」
いつもより優しい声が
聞こえてきます。