皆さま
読むだけで心が浄化されるような物語、
そんな物語があるのでしょうか。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「読むだけで浄化されゆく物語」
~ネガティブなリス~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、どうにもネガティブな
思いに苦しむことが多かったのです。
ネガティブなリス、そう自分でも
思っていました。
リスは、そんな自分を恥じていたのです。
「ネガティブはいけないものだ」
でも、ネガティブになることも
あります。
生きている限りは、生まれてくる
感情なのです。
リスは、ネガティブな感情が
生まれてくることを許すことが
始めることが必要でした。
「ネガティブな感情が湧いてきてもいい」
そう許していきました。
そうしてリスは、木の実の皮を
前歯で向きながら、今まで感じてきた
ネガティブな感情を吐き出して
いったのです。
それは、小さい頃から溜め込んだ
ネガティブに及んでゆきます。
出し始めると、どんどん出てくることに
リスも驚きました。
それこそ、たくさんの木の実の皮を
向いていくことになったのです。
まさに木の実の皮がネガティブな感情と
リンクしてゆきます。
その中からは、リスの純粋な想いを
表しているような木の実がクリンと
出てくるのです。
「押し込めてきたネガティブな感情」
誰しもあるとも思います。
それをひとつひとつ、できるだけ
漏れなく吐き出してゆくのです。
「ネガティブが悪い」と思っていると、
不思議と、それは自分の体内に隠されます。
出てこなくなるのです。
だから、リスは、自分でも驚きました。
ひとつ出したら、あまりにも出てくるからです。
すると、リスの身体は少し軽くなった
気がしました。
なぜなら、いつもは飛び移れない
木の枝に華麗にジャンプを決めることが
できたからです。