皆さま
人は、苦しむために生まれてくる
わけではありません。
最終的には、楽しんで生きるために
生まれてきます。
その過程に苦しいことがあり、そこから
学ぶ必要があるというだけです。
苦しいことが起きたとき、
それは解放のチャンスですね。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
この木の下にチーズ工場が、
あるのかもしれません。
【自己紹介】
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「人はなぜ生まれてくるのか知る物語」
~チーズ工場のネズミがキラリ~
森の中に建てられたチーズ工場に
ネズミがいました。
ネズミは、毎日朝から晩まで
チーズが運ばれてくるベルトコンベアで、
チーズをチェックしています。
チーズ工場で働くネズミなのです。
毎日働くことで、報酬ももらって
生活をしていました。
ほとんど毎日同じような日々を
送っていたのです。
ネズミの中で、段々と違和感を
感じ始めました。
「僕は、チーズ工場で身を粉にして」
「働くために生まれてきたのだろうか?」
そんな疑問がネズミには、事あるごとに
浮かんでくるようになったのです。
それでも、働かなくては生きていけないと
感じて、働き続けました。
いつしか、ネズミの中には、働く意欲より
違和感の方が大きくなっていたのです。
そうして、ネズミは、こんな
チーズ工場は辞めて、好きなことでも
して生きれば、満足した生活が
できると思うようになります。
「こんなチーズ工場辞めてやる」
そうネズミは思いました。
でも、なぜだか、簡単には
辞められません。
不思議とストップがかかるように
なります。
報酬が増えたり、いろいろ起きました。
いつしか、ネズミの気持ちには
こんなチーズ工場で働いている
自分には「価値がない」とまで
思うようになっていたのです。
「価値がない」
チーズ工場を辞めて、好きに生きれば
価値が出てくるのだと信じて疑いません。
でも、なかなか辞めることができませんでした。
それは、なぜか?
「正解は別のところにある」
ネズミは、持ち帰った出来損ないの
チーズを片手に森の中を歩いていました。
すると、不思議な声が語りかけてきます。
出来損ないのチーズでした。
「ネズミさん、チーズ工場辞めるの?」
「辞めたらネズミさんの価値は上がるの?」
チーズはネズミにとって痛いところを
突いてゆきます。
「価値がない、そう思い込んでいること」
「それを解放してあげることが」
「ネズミさんの最初にやること」
ネズミは、不思議に思うよりも先に
聞き入ってしまっていました。
「僕が価値がないわけではない」
それから、チーズが語りかけては
きません。
でも、ネズミは、たしかに理解を
深めたのです。
「僕が生まれてきた理由のひとつ」
「そもそも価値があると気がつくこと」
その瞬間、ネズミの体感が変わります。
「軽くなった」
ネズミの重たい思い込みが解放されて、
軽くなったのです。
そう、ネズミはこれをしに生まれて
きました。
「思い込みを解放して、軽くなる」
「軽くなることで、森全体も軽くなる」
「みんなが軽くなる」
「重たい思い込みが空いたところに」
「愛が充満してゆく」
「森が愛に包まれ、平和が訪れてゆく」
ネズミの理解は、進んでゆきました。
「僕が生まれてきた意味」
そこに気がついたネズミは、
チーズ工場でも今までよりも
活き活きと働いていったのです。
その後、ネズミは、チーズ工場を
卒業して、新たな道へ進んでゆきました。
「森に愛を増やすのだ」