皆さま
「孤独感」を感じ続けた人には、
その人にしかないその先の物語が
あります。
それも、もちろんひとつじゃありません。
それぞれにあるわけです。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
観音様にご挨拶すると、胸のあたりが
あたたかくなります。
【自己紹介】
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「孤独感を感じ続けたリスの物語」
~孤独が意味することとは~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、強烈ななんともいえない
孤独感に苛まれているのです。
友だちのリスがいないわけでも
ありません。
他の小動物や鳥の友だちも
いるにはいました。
でも、この孤独感が薄れることは
なかったのです。
時には、広大なこの森の中に
自分はたった一匹で存在しているのかと
錯覚するほどでした。
「孤独感」
それは、物理的なことだけでは
ないのです。
自分で自分に殻を作ってしまえば、
そこに孤独感は生まれてゆきます。
「僕はたった一匹で生きて」
「この森で死んでゆくのだ」
リスが、いつも思うことでした。
そんなリスでしたが、どうにも
気になることがあったのです。
近くに住むフクロウが、とても
楽しそうにしていることが目につきました。
フクロウは、仲の良い仲間たちと
楽しみながら生きているように、リスには
見えました。
最初は、どこかクールに見ていた
リスでしたが、次第に自分が羨んで
いることに気付くようになります。
そう、リスは本当は、そうした仲間たちと
楽しく過ごしたかったのです。
でも、最初は、そうすればこの孤独感から
抜けられるのだと思っていました。
実際は、そうはいきません。
強い孤独感があれば、仲間たちが
集まってきても、結果、孤独を
選んでしまうことでしょう。
リスには、その前にやることが
あったのです。
「自分を愛すること」
「自分が一匹ではないと知ること」
「かけがえのない仲間たちが、すでにいること」
そんなことを知る必要が
ありました。
孤独感の強いリスにとっては、
途方に暮れそうな道のりです。
でも、リスは進み続けました。
自分を愛することを紆余曲折
ありながらやっていったのです。
自分が満たされてゆく
自分に軸が整ってゆく
そうすることで、リス自身、
なぜ、自分が孤独を味わう必要が
あったのかを理解していきます。
「愛を知るため」
「仲間と再会し、感動を味わうため」
「そこには愛しかなかったと知るため」
そうして、リスには、仲間たちが
集まってゆきました。
リスはその仲間たちと仕事を
していくことになったのです。
実は、気の合う仲間たちだったのです。
木の実の加工工場で一緒だった
リスたちもいます。
小さい頃から、なんだかんだ
縁の切れない友だちリスもいました。
リスだけでなく、森の中で木の実を
転がして遊んでいたネズミもいます。
こうして、機が熟したようにリスには
大切な仲間たちが集まってゆきました。
強烈な孤独感を味わうには、意味が
あったのです。
気の合う仲間たちとお仕事ができるようになった
リスは、大きな感動を覚えていました。
この感動体験もリスにとっては、この
生き方で必要不可欠な経験だったのです。
リスは、湧き上がる歓びを
感じていました。
「孤独感」があったからこそ、
「愛を知る」ことができたのです。
【終わり】
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。