皆さま
ひとりにいち物語。
そこには、人生を紐解くヒントが
散りばめられています。
文章化することで、見えてくるものも
たくさんありますね。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「人の話し声が気になる人が辿る物語」
~苦手が得意になることも~
人の話し声がとても気になる少女が
いました。
家族の話し声も、近所の人たちの声も、
小学校の同級生の声も、お友達の声も、
職員室の先生たちの声も気になるのです。
少女は、その話し声を聞くと、そこから
自動的にその場の感情を読み解いてしまいます。
楽しい感情、怒りの感情、哀しみの感情、
その周囲の人たちの話し声から、リアルに
自分までも同じように感じてしまうのです。
少女は、きっとみんなそうなんだろうと
思っていました。
家に帰れば家族が話しているし、近所の人たちの
声も聞こえてきます。
毎日学校に行けば、友だちの声も聞こえてくるのです。
その度に少女は、話し声から感情を
まるで自分事のように感じてしまっていました。
だから、少女は、苦しいと感じることも
多かったのです。
そうして、少女は大人になって
いきました。
できるだけ人の話が聞こえないような
環境を選ぼうと生きてきたこともあります。
とても苦悩をした日々もあるのです。
大人になった少女は、繊細な子どもたちが
集まる施設で働くようになりました。
人の話し声から感情がわかりすぎるからこそ、
活かせる職場だったのです。
最初は、わかりすぎて辛い気持ちにも
なりましたが、わかることで、他の
職員さんと子どもたちの架け橋に
なることができました。
「この子は、こんな風に感じています」
「感じ方はそれぞれ」
こうして、今ではコンプレックスでもあった
感覚を駆使して働くことができるようになったのです。
それでも、時にはわかりすぎて
つらくなることもあります。
そんなときは、ゆっくり休んだり
好きな趣味に没頭するようにしているのです。
「この感覚が人の役に立つなんて」
なんだか大人になった少女は、不思議に
思います。
でも、そこに物語はたしかに存在しました。
【終わり】
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。