皆さま

 

誰の人生にも物語があります。

 

忙しい毎日を生きていると

毎日が物語になっていることなど

忘れていってしまうのです。

 

でも、日々生きることが物語で、

それを読めるようにしてあげると

どれだけ自分が精一杯生きてきたのかが、

わかると想います。

 

自分に対しての最大限の労いとも

言えるかと思うのです。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「自分の人生を物語にすると浄化される物語」

~赤い神社の物書き~

 

まるで平安京を思い起こさせる

赤い街並み、赤い神社に、行列が

できていました。

 

行列の先頭には、赤い神社にある

小部屋があります。

 

ひとりひとり一礼して、その小部屋に

入ってゆくのです。

 

列に並び、その小部屋に入って

ゆきます。

 

中には、着物を纏い、時代を象徴する

烏帽子を被った男性が座っていました。

 

男性は、こちらを振り返り、そっと

会釈をしてくれるのです。

 

初めて見る男性の顔は面長で、

口元に上品な髭を生やしていました。

 

年齢は、30歳前後でしょうか。

 

そうして、男性は、話しを聞いてくれます。

 

時には同意してくれながら、うんうんと

絶妙なタイミングで相づちを打ってくれながら。

 

辛かったこと、我慢してきたこと、

二度と経験したくないこと、逆に

うれしかったこと、幸せだと思えたこと

ありとあらゆることを話していきました。

 

男性に話したこと、それは、振り返ってみると

自身が経験してきた感情の数々だったのです。

 

10分くらい一気に話したでしょうか。

 

男性は、一言「わかりもうした」そう言って

再び机に向かい、こちらに背を向けます。

 

そうして、男性は、筆をとります。

着物に墨がつかぬよう、丁寧に巻物に

文字を綴ってゆくのです。

 

それはそれは、男性は集中しておりました。

 

どこか、別の次元に行ってしまったと

錯覚するほどです。

 

15分か20分くらいでしょうか。

 

巻物はあっという間に書き上がります。

 

そこには、今までの感情を体験してきた

人生の物語が綴られていました。

 

その人だけの巻物です。

 

男性に、渡された巻物を目にして、

少しだけ文字を読んでみますが、

あっという間に、目には涙が溜まります。

 

「あなただけのかけがえのない物語」

 

男性は、そう言ってくれました。

 

読み終わってみると、自分がどれだけ

一生懸命に生きてきたのかがわかったのです。

 

そうして、ありとあらゆるものから

解放された気がしました。

 

とんでもない浄化が起きたのです。

 

「ありがとうございました」

 

そう言って、小部屋をあとにしました。

 

男性は、綺麗に筆を整えているのです。

 

【終わり】

 

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。