皆さま
誰かのために生きる前に、
やることがあります。
まずは、自分とつながりましょう。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「自分とのつながりを深める物語」
~月を眺めるフクロウ~
昼間の騒々しさから一変した
夜の森にフクロウが降り立ちました。
フクロウは、静かな森を幻想的に
照らす月を眺めています。
月の光は、フクロウの溜め込んでいた
想いまでをも照らしてゆくのです。
フクロウは、森の中でもとっても
気を使っていました。
音を立てないようにしたり、昼間ではなく
誰にも迷惑がかからない夜に活動したり
するのです。
気を使うがあまり、フクロウの生態は
できあがったのかもしれません。
そのことを月の光は、暴いて
ゆくのです。
フクロウも無表情でいましたが、
段々と顔をしかめたくなりました。
それは、隠し持っていたはずの
思いがわき上がるからです。
いつもフクロウは、優しいと言われて
きました。
それは、とんでもなく気を使って
いるからです。
それはそれでいいことかも
しれません。
でも、フクロウ自身に負担が
かかっていたのです。
それを月の光は見逃しませんでした。
次から次へと月を眺めるフクロウの
下腹部から思いがわき上がります。
そうして、月の光は、先ほどより
柔らかくなっていきました。
「この思い、どうする?」
フクロウは、眺めているはずの
月からそう聞かれたのです。
フクロウは、静かに周囲を
見回します。
いつもと変わらぬ静かな森が
広がっていました。
再びフクロウは、月を眺めて、
決断に至るのです。
「もう、解放します」
その瞬間、フクロウの重たい思いは、
月の幻想的な光に吸い込まれてゆきました。
そうして、フクロウの脳天から
小さな足下まで、何かが貫いてゆきます。
フクロウが自分自身とのつながりを
深めていったのです。
フクロウは、どこか気の抜けたような
表情を浮かべています。
月が、フッと少しだけ笑みを浮かべた
ように、魅せるのです。
【終わり】
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感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。