皆さま
「助けて」って言ったことありますか?
私も長年そんなことを言えずに、ひとり
孤独に勝手に戦ってきました。
でもね、自分がもし誰かに「助けて!」って
言われたら、助けようって思うと思うのです。
世の中捨てたもんじゃありません。
助けて!って言えない人に贈る
物語です。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「助けてって言ったことありますか?物語」
~夜空の月は聞いていた~
夜空に浮かんでいる月は、
人間たちの声を聞いていました。
「なんとかします!」
「がんばります!」
「勝ちます!」
「稼ぎます!」
「負けません!」
「やります!」
「大丈夫です!」
皆、必死な声だと月は感じています。
でも、月はひとつだけ疑問を
感じていました。
たしかに人間はがんばろうとしている、
でも、なんで、こんなにたくさんの人間が
いるのに、
「助け合わないのだろう」
ひとりひとりはがんばろうと、必死になって
努力をして、我慢をしていることは、よくわかる。
でも、なぜ
「助け合わないのだろう」
月は、静かに瞬きながら、人間たちに
黙って問いかけていました。
「助けて!」って言ったことは
ありますか?
月は、そんな疑問を発したことも忘れたかのように、
何も変わらず光を放っています。
人間たちからの返事はありませんでした。
「もっと助け合っていいんだよ」
「助けてって言っていいんだよ」
「だって、そのためにたくさんの人間が」
「いるんでしょう?」
「孤独に必死に我慢し続けるために」
「生まれてきたと思う?」
月は、夜が更けていく地球を見ながら
そう、人間たちに問い続けているのです。
「助けて!」って言っていいんです。
言われたら、助けようって思う人
たくさんいます。
捨てたもんじゃありません。
誰かが、代わりに月にそう、
返事をしました。
【終わり】
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。