皆さま

 

私たちは、壮大な旅をしていたことに

気がつきます。

 

それが、ないものねだりの旅です。

ないものをずっと探していました。

 

でも、必要なものは、すでにあります。

自分自身にあるものが、最大の魅力

だったのです。

 

そのことに気がついていくと

人生が変わってゆきます。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「ないものねだりの旅を終える物語」

~辛すぎるインドカレー~

 

インド料理屋さんに

辛すぎるインドカレーがいました。

 

インドカレーは、いつも自分にないものを

探していたのです。

 

ラッシーの甘さ、ホットコーヒーの落ち着き、

ナンのふわふわさ、店員さんの屈託のない笑顔・・・

 

インドカレーは、そんな姿を見て、

いつも自分を追い込みます。

 

「みんなは、いろいろある」

「僕にはなにもない」

 

「しかもなんで、こんなに辛いんだー」

 

インドカレーは、落ち込んで日々を

過ごしていたのです。

 

「なんで、僕はこんなに辛く生まれてきたの」

 

「辛いなんて、食べる人を傷つけるでしょう?」

 

「辛い、辛い、って言われるし」

「みんな汗が噴き出すしね」

 

「僕は、悪者なんだよ」

 

「ラッシの甘さが欲しいよ」

 

インドカレーは、とことん自分を

責めるのです。

 

ますます、自分を辛くさせようと

しているのかもしれません。

 

そんなある日、インドカレーは、

今日もお客さんの前に並べられます。

 

近くには、水がいました。

 

お客さんが席を立っている間に

インドカレーは、水に話しかけます。

 

「僕が辛いばっかりに」

「水さん、君に仕事ばかりさせてごめんよ」

「僕には何もないんだよ」

 

水は、驚きながらこう、お返事を

してくれました。

 

「インドカレーさん、本気で言っているの?」

「この無味無臭の水に向かって」

「本当に言っているのかい?」

「何もないだなんて」

 

「・・・」

 

「インドカレーさん、気がついていないから」

「伝えてあげるね」

 

「インドカレーさんには」

「その辛さがあるじゃないか」

「そのスパイシーな辛さだよ」

「それが魅力なんだよ」

「本当に知らなかったのかい?」

「まさか、甘いラッシーにでも」

「なりたいと思っていたんじゃないだろうね?」

 

「・・・」

 

インドカレーは、うつむきながら

泣いていました。

 

「この辛さが魅力だった・・・」

「僕にもすでにあった・・・」

 

「ありがとう、水さん」

「そうだったんだね」

 

「このスパイシーさ、辛さ」

「全部ないものにしていた」

 

「すでにあるものが最大の魅力」

 

インドカレーは、水にお礼を言って

お客さんを待っています。

 

自分の魅力を受け入れることが

できるようになったのです。

 

インドカレーは、お客さんに食べられて

ゆきました。

 

なんだか、いつもよりも辛さが存在感を

増すようになったようです。

 

インドカレーの売れ行きも

上がったのだとか。

 

【終わり】

 

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。