皆さま

 

不安だ不安だって思っていると

どんどんと不安になっていきます。

 

それは、不安の正体を知らないからです。

 

不安の正体を知っておくと、意外と

そうなんだ、と落ち着いてきますよ。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「不安とは何かを考察する物語」

~ニンニクの不安~

 

台所の袋の中にニンニクが

ありました。

 

ニンニクは、この家に来て

時間が経ちますが、なかなか

出番がありません。

 

気がつけば、ニンニクからは

芽が出始めているようでした。

 

ニンニクは、ドキドキ、不安な気持ちに

なっています。

 

「このまま使われないのではないか」

「家族に何かあったのではないか」

「きっと捨てられてしまうのでは」

 

ニンニクには、不安になりながら

たっぷりと時間が与えられていたのです。

 

ニンニクは、せっかくなので、この真っ暗な

袋の中で、不安とは何かを考えて

みることにしました。

 

でも、不安な中、考えることは

本当に難しかったのです。

 

だって、不安なのですから。

 

不安に感情と思考は持っていかれて

しまいます。

 

そんなとき、ニンニクと同じ袋に

タマネギが入っていることに気がつきます。

 

ニンニクは、タマネギに聞きました。

 

「タマネギさんは、不安にならないの?」

 

「そりゃあ、不安にもなるよ」

「ニンニクさん、なぜ不安になるのか」

「不安とは何か知ってるかい?」

 

タマネギは、そう言ってから続けます。

 

「不安というのは、要するに警報」

「危険だよー、というお知らせさ」

「だから、生き物が生き延びるために」

「そもそも必要な機能なんだよ」

 

「不安を感じやすいというのは」

「その警報が敏感なだけなんだ」

「だから、何かが劣っているわけでもない」

 

「生きるために必要なんだ」

「警報のおかげで、命拾いしてきたかもしれないからね」

 

「それを知っておくと、不安になったとき」

「冷静でいられることも増えるよ」

「今、その警報が必要なのか」

「頭でも理解することができるからね」

「だいたい、思考が不安を作って」

「警報を鳴らすのだから」

 

「魂は、ドッシリ構えているものさ」

 

「だからね、ニンニクさん」

「大切だからもう一度言うよ」

 

「不安は、生き延びるための警報」

「お知らせ」

 

「これが不安の基本的な役割」

「生き物に兼ね備えている機能」

 

「まずは、これを知っておこう」

 

ニンニクは、タマネギのお話しを

不安に感じる暇もなく、聞き入っています。

 

「そうか、不安ってそういうものなんだ」

 

「それを理解するだけで、なんだか」

「気持ちが落ち着いてきたよ」

 

「タマネギさん、ありがとう」

 

そうして、ニンニクは、「捨てられる」と

思っていた未来など来ることなく

「今日は餃子にするわ」というお母さんの

言葉とともに、材料として使われて

その一生を終えていきました。

 

「ニンニクとして、使命を全うできました」

 

【終わり】

 

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。