皆さま
不安って、積もりに積もります。
脅しているわけではありませんが、
雪のように積もるのです。
私の不安の雪だるまは、大きくなり過ぎて、
途方に暮れたこともありました。
でもですね、ちゃんと整理して
今では、楽しく幸せに生きられるように
なったのです。
だから、大丈夫と伝えたいと思います。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「積もりに積もった不安は、解消できる物語」
~大きくなった雪だるま~
あるところに大きくなった
雪だるまがいました。
雪だるまは、最初は小さかったですが、
どんどんと転がされて、雪をつけて
大きくなったのです。
雪だるま自身、そんなことは
望んでいないつもりでしたが、
大きくなっていきました。
たくさんの子どもたちが雪だるまの
元へ来て、遊んでいったのです。
でも、雪が降り止み、子どもたちは
去っていきました。
残されたのは大きくなった雪だるま
だけです。
雪だるまは、とても不安になりました。
「いったいこれからどうなるのだろう」
まだ見ぬ未来を思い描き、雪だるまは
独り不安になるのです。
「このまま大きくなり続けるのか」
はたまた
「今度は逆に消えてなくなるのか」
雪だるまは、まだ見ぬ未来を
想像しては不安になっていきます。
あたりは段々と暗くなっていきました。
雪だるまは、ますます不安に
なっています。
すると、雪を踏む足音が聞こえて
きました。
小さな子どもが雪だるまの前に
立っているのです。
小さな子どもは、雪だるまに、
風呂敷のようなものを被せて
いきました。
雪だるまは、それが、なぜなのか
わかりませんでしたが、小さな子どもの
表情を見て、とても暖かな気持ちに
なったのです。
小さな子どもは、何も言わずに
自然と溢れる笑顔を見せてその場を
後にしました。
雪だるまは、
「今を感じて」
小さな子どもにそう言われた
気がしたのです。
そう、雪だるまの意識は、まだ見ぬ未来、
未来に向いていました。
でも、大切なのは、今、だったのです。
今、だからこそ、雪だるまとして、
生きています。
今、しかないのです。
雪だるまは、じっくりと今を
感じました。
なんだか、雪だるまの気持ちは
落ち着いてゆきます。
「雪だるまとして生まれてきてよかった」
雪だるまは、それを教えてくれた
風呂敷をかけてくれた小さな子どもに
感謝をしました。
「ありがとう」
しばらくすると、雪だるまは、その
一生を終えて、風呂敷だけが、そこに
残っているのです。
【終わり】
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。