皆さま
辛い体験は、時に人を落ち込ませます。
でも、その体験が光の体験だと理解を
すると、ガラッと変わっていきます。
その体験の先駆者となることで、今度は、
これから体験する人たちの道しるべになる
こういうわけですね。
だから、辛い体験は、こんな風に変えて
ゆくといいのですね。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「光に導かれてゆくと、光の存在に変化してゆく物語」
~月の光とフクロウ~
森の中にフクロウが住んでいました。
フクロウの住む森は、すっかりと
夜になり、月の光が木々の間から
差し込んでいます。
フクロウは、その月の光がなぜだか
眩しく感じていました。
何度か、フクロウも目をこすりましたが、
その眩しさは変わることはありません。
フクロウ自身、月の光を目の当たりにして
想いを馳せているようでした。
そう、フクロウは、小さい頃、家族と
離ればなれになり、とても寂しい想いを
していたのです。
そのことが急に思い出されてきます。
フクロウの胸はキューッと締め付けられるような
気がしました。
そのとき、フクロウは、「私は月になりたい」
そう思っていたことを思い出すのです。
「月のようになりたい」
「形を変えようが、いつもただただそこに存在する」
「どんな形になろうが、皆を見守っている」
「そんな月になりたい」
ハッとフクロウは、我に返りました。
そうして、静けさだけが残る森の中から
月を見上げるのです。
そこには、静かに光を放つほぼほぼまん丸の
月がありました。
フクロウは、何も考えることなく、そのまま
静かに羽を広げてゆきます。
想像よりも大きな羽を広げて、フクロウは
月夜の源流点とも言える月に向かって
羽ばたいてゆくのです。
どれくらい羽ばたいたでしょうか。
フクロウは、月に向かって羽ばたき
続けます。
途中、様々な思いがわき上がるのです。
「なぜ、私は光を目指すのでしょうか?」
「なぜ、私は月を目指すのでしょうか?」
「どうして、私は月夜の源流点を目指すのでしょうか?」
その答えは、月が教えてくれるわけでは
ありませんでした。
フクロウは、光を目指し続けます。
すると、フクロウの身体は羽ばたきながら
月夜の光に包まれてゆきました。
月の光で、フクロウの身体は覆われて
ゆくのです。
地上から見ると、まるでふたつの月が
つながっているようにも見えました。
フクロウの生い立ち、生きた証、そこから
自然と光を目指すようになります。
光を目指すということは、すなわちフクロウ自身、
光になれる、光になるための経験だったと、知る
必要があったということなのです。
フクロウは、こうして、光を目指し続けましたが、
自身が光の存在へと変化していきました。
そうして、今度は、光の存在となったフクロウの
元を目指して、多くの鳥や小動物たちが集まって
くるようになるのです。
【終わり】
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。