皆さま
私も以前は、過去を悔いて悔いて
あのときこうしていれば、あの人が
あんなことをしなければ・・・
後悔の連続でした。
そのときの私と言えば、幸せな心持ちからは
ほど遠かったと思います。
でもですね、それが変わることがあります。
それに必要なことを物語に詰め込んで
おきました。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「人生に不要な経験はなかったと納得する物語」
~焼き鳥が炭火で焼かれる~
ある街に古くからある焼き鳥屋さんがありました。
焼き鳥屋では、たくさんの焼き鳥が
生み出されてゆきます。
焼き鳥たちは、食べやすいサイズに
切られて、串をさされてきました。
塩なども振られています。
そうして、これからいよいよ焼かれて
ゆくのです。
焼き鳥は思います。
ようやく焼かれるのだ。
ここまで来たんだ。
食べやすいサイズに切られたり、
串に刺されたり、塩を振られたり、
様々な経験をしてきました。
辛いときもありました。
泣きながら耐えたこともあります。
わくわくしながら焼き鳥屋さんに
やってきました。
全ての経験があってこそ、ようやく
焼き鳥として焼かれるようになったのです。
とうとう、職人さんの手が伸びてきて
炭火の上で焼き鳥は焼かれてゆきます。
焼き鳥は感無量でした。
ここまで来たんだ。
無駄な経験はひとつもなかったんだ。
そうして、くるくると串を回されながら
まんべんなく焼かれてゆくのです。
焼き鳥はくるくると回されながら、
景色を堪能しています。
焼き鳥を汗だくになって焼いている
職人さんの一生懸命の顔が見えます。
焼き鳥を家族と楽しむべく買いに来ている
お客さんの待ち遠しい顔が見えます。
そのどの光景も焼き鳥にとっては、
二度と訪れないそのときだけの
貴重な体験です。
そうして、焼き鳥は、見事に
炭火で焼き上がります。
お客さんの元へと持ち運ばれるのです。
焼き鳥は、食卓に並び、周囲を
見回します。
焼き鳥を楽しみにしている笑顔の家族が
見えるのです。
「あー、焼き鳥として生まれてきてよかった」
「これまでの経験で無駄なものなんてなかった」
「全てはこのときのためにあった経験なんだ」
そう、全てを悟ったとき、焼き鳥は、
お父さんらしき人に
「これが最高なんだよな」という言葉と
ともに食べられていきました。
【終わり】
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。