皆さま
今現在、下を向いて生きていも
大丈夫です。
私も長らく下を向いて生きていました。
今でも人間ですから、下を向くことも
あります。
大切なのは、下を向いて生きていることが
悪いことだと思わないことです。
そこから必ずや上を向いていきることも
できると知ることです。
そうして、ひとりでなんとかしないことも
大切です。
下を向いて生きているのを、上を向いて
生きられるようにする方法を知っている
人にサポートしてもらうことが、とても
大切だと感じます。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「下を向いて生きていても大丈夫な物語」
~一杯のコーヒー~
喫茶店に一杯のコーヒーが
いました。
コーヒーは、いつも来るサラリーマンに
飲まれることを楽しみにしているのです。
サラリーマンは、通勤途中に喫茶店に
寄って、コーヒーを一杯飲むことを
習慣にしていました。
コーヒーにとって、そうしてサラリーマンに
至福を与えることが、とても生きがいを
感じることができたのです。
でも、ある日から喫茶店でコーヒーは
サラリーマンを待ち続けましたが、
やって来なくなりました。
体調が悪いのかな?
コーヒーは、そう思っていたのですが、
来る日も来る日もサラリーマンは
やって来ません。
もう、あれっきり、コーヒーの元に
サラリーマンはやってこなかったのです。
コーヒーは、落ち込みました。
「自分が悪かったのか」
「熱すぎて、火傷させてしまったのか」
「コーヒーのこと嫌いになったのかな」
答えは出ませんでした。
コーヒーはそれから、喫茶店で
下を向いて生き始めたのです。
だから、コーヒーに起きる現実も
ネガティブなものも増えました。
実際にコーヒーの売れ行きも
よくないです。
コーヒーは、下を向き続けて生きて
います。
コーヒーは、どんどんと
下に向かって進んでいるようでした。
渋みを極めていきます。
渋いコーヒーになってゆきました。
でも、あるときコーヒーは気が付きます。
「あ、ずいぶんと下に進んできてしまった」
コーヒーは、これ以上下に進めないことに
気が付いたのです。
「こんなところまで来てしまった」
オンボロロになったコーヒーは、
下に行き過ぎました。
そのおかげで、上があることに
気が付くのです。
コーヒーは、上を見たり下を見たりして
再び進むことにしました。
時には、上に進んで下に戻って、
それを繰り返してゆくのです。
そう、大事なことは、下を向いていても
どこかで、上を向くために気づきを持つこと。
それによって、上に進むしかなくなります。
コーヒーは、そのとき、下を向いていたので、
喫茶店のマスターに助けてもらいました。
少しずつ味を改良してもらったり、
温度を調整してもらったり、新しい
機械で淹れてもらったり、様々な
方法をマスターと試したのです。
そうして、コーヒーは、少しずつですが
上を向きながら、進むことができました。
マスターもその経験のおかげで、
美味しいコーヒーを淹れることが
できるようになります。
コーヒーは、下を向いて生きていました。
下を向いて生きていることに気が付きます。
上を向いて生きることができることを知ります。
でも、どうやって上を向いて生きていいのか
わかりません。
そこで、大切なのは、自分だけでどうにか
しないことです。
コーヒーの場合は、マスターが居てくれました。
マスターに、上を向いて進むきっかけや、
補助をしてもらうことができたのです。
もちろん、コーヒー自身が上を向いて
進もうとしないと始まりません。
そうして、コーヒーは、再び旨味を取り戻し、
苦みも取り戻し、あのサラリーマンでは
ありませんが、多くの人々に至福の時間を
与えることができるようになりました。
コーヒーは、忙しい日々を送りながら
思います。
「あのときのサラリーマン」
「新しくなった、わたくしコーヒーを」
「また飲みに来てください」
【終わり】
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。