皆さま
ちょっとだけ行動するのと、
まったく行動をしないのとでは
その先に開ける世界が変わって
ゆきます。
そのことを知っておくと、勇気を
出しやすくなります。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「ほんの少しの行動が大切だと伝える物語」
~リスがちょっとだけ行動する~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、日々、不安を抱えて生きています。
それは、もしかしたら、森の木がたくさん
切られてしまったことが原因かもしれません。
なかなか好きな仕事に就けないことかも
しれません。
大好きな木の実を自由に手に入れられなく
なることかもしれません。
結婚をして、家族を持つことができないかも
しれないと感じているからかもしれません。
他の動物たちに襲われてしまうかも
しれないと思っているからかもしれません。
リス自身もなぜ不安なのか、わからなく
なっているのです。
そう、リスがそうかもしれないと思っていることも
決して起きると決まったことでもありません。
そうなるかもしれないと、リスは怯えて
不安に思っているのです。
そうして、リスは、徐々に外に出かけたり
することも少なくなっていきました。
誰とも会わない日々も続きます。
不思議と、そうすれば楽になるかと
思っていましたが、不安は募るばかりです。
募った不安は、リスに重くのしかかりました。
リスは、このままでは不安に潰される
そう本気で思います。
リスは、そのまま不安に押しつぶされることを
選びたいと思いました。
でも、一方で、もうどうせならできることは
やってみようとも思えたのです。
それが、リスにとっては、森の中のお散歩や
山登り、登山にあたります。
普通の小動物たちにとっては、日常的に
行っていることですが、リスにとっては
大きな行動でもあります。
ほんの少しの行動をとることが
大切なのです。
リスは、意を決して、不安に押しつぶされるくらいなら、
と、森の中にお散歩へと出かけました。
すると、たまたま、森の上空を飛んでいた
フクロウがリスが少しだけ動いたことに
気が付いたのです。
この、ちょっとした行動というのは、フクロウだけでなく
いろいろな存在が見てくれています。
フクロウは、リスの近くに静かに
降り立つのです。
そうして、リスに笑顔で話しかけます。
「リスさん、今日は本当によく行動してくれたね」
「リスさんが行動してくれたから、私たちは」
「あなたを見つけてサポートすることができるんだよ」
「ちょっとだけの行動が大切というのは」
「そういう意味もあるんだ」
「逆に言えば、ちょっとした行動がないと」
「私たちはサポートすることさえ難しく」
「なってしまうんだよ」
「だからね、これからも今日みたいに」
「森の中をお散歩してみたり」
「ちょっとした行動、気になることを行動に」
「移していってほしいんだ」
「そうしたら、私たちもどんどんサポートしていけるから」
フクロウは、そこまで言うと、再び
大きな羽を広げて森の上空へと
帰っていきました。
リスは、そのことを聞いて、初めは
ポカンとしていましたが、徐々に意味が
わかってきたようです。
「ジーっとしているだけでは、何も変わらない」
「少しの行動が、サポートを呼び込み」
「必ず望みの生き方へと転換できる」
「そういうわけなんだね」
リスは、腑に落ちてきたようでした。
「よし、このお散歩山登りを」
「続けてみよう」
リスは、出発時より足取りを軽くして
森の中へと出かけて行ったのです。
【終わり】
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。