皆さま
何かと気になる言葉、忘れられない言葉、
心のどこかに居座っていませんか?
それが、いい言葉でも悪い言葉でも
どちらにしたって、人生を変えるほどの
宝物に変わります。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
あ、続々と公式ラインに友だち登録
していただいております。
本当にありがとうございます。
公式ラインでその日のメッセージや
物語も投稿していこうと思っていますよ。
【自己紹介】
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「忘れらない言葉は宝物に変わる物語」
~リスの思い出したくない言葉の裏にあるもの🐿~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、生まれてきてから
お母さんに愛されているという
感覚を感じることなく生きてきたのです。
リスのお母さんは、リスに厳しい言葉を
投げかけました。
言うことを聞かないと言われて
叩かれることもあったのです。
リスは、小さいながらに孤独を感じて
生きます。
リス自身、そのとき、
「あー、生まれてくるんじゃなかった」
「神様、何で私に命を与えたの?」
本気でそうやって思っていたのです。
リスは、その後、そんなことをどこかで
なかったことのように生きていきました。
でも、「生まれてくるんじゃなかった」
その言葉は、頭の片隅に、心のど真ん中に
どっしりと居座っていたのです。
だから、リスは、どんなときも
生きることに遠慮をしていました。
要するに自分に価値がないとまで
思っていたのです。
「生まれてくるんじゃなかった」と
思っていたら、それも無理はありません。
だから、リスは、生きるのがしんどいのです。
木の実をかじっていても、砂を噛んでいるような
感覚で、木の実の美味しさだってわからずに
生きてきました。
「生まれてくるんじゃなかった」
そんなある日、リスが山の中を山登りでもなく
お散歩をしているときです。
リスは、他の小動物やフクロウから教えてもらった
ことがあります。
生きたくても生きられない命が
あることを知ったのです。
この世に生まれてくることもできない命、
この世に生まれてきても、お父さんやお母さんと
関わることもほとんどないまま亡くなっていく
命もあることを知りました。
リスは、それまでは、できるだけ命は
短い方がいいとさえ思っていたのです。
それは、リスが、しんどかったからです。
命に長いも短いもないのは、その後に
わかっていくのですが、リスは、そのときは
そう思っていました。
そうして、リスは、命と向き合うことに
なったのです。
すなわちそれは、自分自身と向き合うことに
なります。
リスは、お仕事や寝ているとき以外は
そうして向き合うことに時間を費やしました。
自分がどうして生まれてきたのか、
何を学ぶ必要があったのかなど
いろいろと知ることになるのです。
「すでに幸せだったのかもしれない」
その可能性は、リスが生きていくうちに
どんどんと自分の内側で広がっていきました。
段々と木の実の味もするように
なってきたのです。
しばらくして、リスは、とうとう
ある感情が湧いてきて、誰かに
伝えたくなってきました。
「産んでくれてありがとう」
「あれ・・・」
「産んでくれてありがとう」
リスは、とても照れ臭かったし、
そんなはずはないと頭が抵抗
していることにも気が付いていました。
でも、その気持ちが消えることは
ありません。
自分の腹の底から湧いてきた言葉だからです。
リスが、そのことをリスのお母さんに
伝えるまで時間はかかりませんでした。
「お母さん、産んでくれてありがとう」
リスのお母さんは、あっけらかんと
していましたが、リス自身は、何かの
区切りがついたように感じます。
そうして、あの言葉と繋がって
いたことに気が付くのです。
ずっと、自分が苦しんでいた言葉、
「生まれてくるんじゃなかった」
その言葉と・・・まったく逆の言葉
「産んでくれてありがとう」
リスの気になり続けていた言葉は、
そんな風に宝に変わってゆくのです。
気になる言葉には、そんな魅惑的な
カラクリがあるのですね。
【終わり】
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感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。