皆さま
苦しみの渦中にいると、知らず
知らずのうちに、どんどんと
深みにはまってしまいます。
このことを知っておくと、早めに
脱出することができますよ。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
厳かな雰囲気漂う建物です↓
【自己紹介】
-----------------------------------------------------------------------------
「苦しみから抜け出すたったひとつの方法を伝える物語」
～渦巻きに入った木の実～
「ポチャン」
川に木の実が落っこちて
いきました。
木の実は流れに乗って、進んで
いきます。
すると、いきなりグインと
落ちる感覚がありました。
グルグルと渦に巻かれて
いるようです。
木の実は、渦巻きに入って
しまいました。
木の実は、苦しいし、痛いし、
目が回るしで、とても苦しみ
始めます。
木の実は、その渦巻きに逆らおうと
身体を動かしますが、逆にどんどんと
深みにはまっていきました。
「苦しいよ～」
木の実は、溺れそうになりながら
かろうじて見える空に向かって
そう叫んでいます。
すると、木の実は、固いものに
挟まれて、一瞬で渦巻きから
出されました。
「あれ、あれ」
と、言っている間に
空中にいたのです。
どうやら、鳥のくちばしに
挟まれていました。
鳥が木の実をくわえているのです。
木の実は空から渦巻きを
見ることができました。
「あんなところにハマっていたんだ」
「ありゃあ、大変だ」
「そりゃあ、苦しいはずだ」
「近づかないようにしないとな」
「すんごい流れだな」
苦しみの原因とも言える渦巻きを
俯瞰して見ることで、どうして
苦しかったのかを理解することが
できたようです。
木の実は、こうして、俯瞰して自分を
見る大切さを知りました。
苦しみにはまり込んだら、
そう、俯瞰して物事を観る
癖をつけてみる。
これこそが、苦しみから抜け出す
方法でもあるのです。
木の実は、たまたま拾い上げてくれた
鳥に感謝をしました。
「大切なことに気が付くことができたよ」
「鳥さん、ありがとう」
【終わり】
-------------------------------------------------------------------
執筆依頼なども承っております。
-------------------------------------------------------------------
この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。