皆さま
仕事をしながら、趣味を大切にする。
育児をしながら、自己表現もする。
そんな風に二足の草鞋を履くことって
あるかと思います。
これって、とてもいいことだとも
思っていますし、私も二足の草鞋を履くことも
大いにあります。
でも、そこでバランスを取れていると
感じていればいいのですが、アンバランスを
感じることもあるのです。
そのまま突き進むと、しんどくなって
きます。
「どっちにするの?」って
お尻を叩かれます。
だから、覚悟って必要なのですね。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
緑色のお友だち。
【自己紹介】
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「いよいよやるしかないと覚悟する物語」
~リスが覚悟の大切さを綴る~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、木の実を配達する仕事を
しています。
その傍ら、身体の不自由な小動物たちの
ために、木を前歯で削って道具を作って
あげていました。
最近では、前歯を失くしたネズミの
ために木で作った仮の歯をプレゼント
していたのです。
リスは、そのことで感謝をされて、とても
充実感を味わっていました。
もちろん、配達の仕事で感謝をされることも
あります。
でも、本当は、もっともっと身体の不自由な
小動物たちのために道具を作ってあげたいのです。
それは、リス自身も、小さい頃に
怪我をして、前足を痛めたことにあります。
前足を痛めたことで、しばらくの間、
思うように動くこともできませんでした。
幸いにして、徐々に前足は動くように
なったのです。
でも、そのリスだけの経験があったので、
それをどうにか他の困っている小動物たちに
活かしたいと思いました。
リスは、迷いながらも配達の仕事は
続けています。
正直言えば、どっちつかずの状態を
望んでいたとも言えるのです。
どちらかに転がってもいいように
バランスをとろうとしていました。
でも、そのことで、本当にやりたいことに
エネルギーを注げなくなり、バランスを
欠いていたのです。
だから、リスは、いよいよ覚悟をする
必要がでてきました。
「配達員として仕事をするのか」
「困っている小動物たちの役に立つ道具を作るのか」
その岐路に立ったのです。
リスは、覚悟を決めます。
もちろん、それは、いきなりどちらかを
ゼロにしようということではありません。
どちらをやっていくのかを決めることが
大切だったのです。
リスが出した答えは、
「困っている小動物たちの役に立つ道具を作る」
でした。
リスは、小さな前足をグッと天に向かって
伸ばします。
そうして、背筋を伸ばして覚悟を
決めました。
小さなリスの背中は、何者かのように
大きく見えたのです。
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。