皆さま
思い出したくない過去もあることでしょう。
でも、認めたくないかもしれませんが、
その経験があったからこそ、今の自分があります。
そんな風に認めてみると、過去の自分も
落ち着きを取り戻します。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「全ての経験は学びだったと思い出す物語」
～柿の木旅路～
どこだかの空き地に一本の
柿の木が生えていました。
柿の木は、芽を出し、葉をつけ
枝を増やし、幹を太くして、そうして
実をつけたのです。
そうして青き実をつけた柿の木
でしたが、青い実をもぎとるものが
現れます。
子どもたちが青い実を投げて遊んだり、
サルがカニにぶつけてみたり、争いごとにも
使われました。
痛い思いをした子どもたち、甲羅が
割れてしまったカニたち、涙を流す
ものたちを見てきたのです。
それから、柿の木は、木の実を
熟させていきました。
綺麗な柿色をさせているのです。
柿は、鳥たちにつつかれて、
鳥たちを満たしていきました。
ときには熟し過ぎたのか、
そのまま地面に落ちてしまう柿の実も
あります。
それでも柿の木は、実をつけているのです。
そうして、柿の実は、もがれて
人間の食卓に並びます。
柿の実は、美味しそうに人々に
食べられていきました。
「あー、いろいろあったなあ」
柿の木は、多くの柿の実を見送って
そんな風に想いを馳せるのです。
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。