皆さま

 

嫌な人に会ったら逃げるのもひとつです。

私も逃げたくて仕方がないこともあります。

逃げたことも多々あります・・・。

 

でも、最近になって気がついたことがあります。

 

「嫌な人に会うと、さらに自分らしくなれる」

その最中はしんどいですが、どうやら

実体験からも間違いないように思います。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「嫌な人に会ったら、自分らしくなれるチャンス物語」

~逃げ出したいオウム~

 

オウムのちゃまみつは、看板を書く仕事を

しています。

 

ちゃまみつは、元々書くことが大好きで、

それで看板を書く仕事に就いたのです。

 

それで、毎日楽しく仕事をすること、

それをモットーに日々過ごしていました。

 

でも、それでもちゃまみつにとって

嫌な相手も現れます。

 

このときは、ちゃまみつの同僚でも

ありました。

 

ちゃまみつの師匠は雲十郎でしたが、

一時的にやってきた同僚のオウムなのです。

 

それは、師匠雲十郎がお世話になっている

看板屋さんからやってきたオウムでした。

 

そのオウムはちゃまみつよりも経験は

豊富だったのです。

 

だからなのか、ちゃまみつに対しての態度も

決して謙虚なものではありませんでした。

 

「教えてあげよう」

 

そんな雰囲気も漂っていたのです。

 

元々繊細なちゃまみつですので、

その空気感を感じて、あまり接したくないと

本音で思っていました。

 

それでも、しばらくの間、一緒の職場に

いるので、関わらないわけにもいきません。

 

ちゃまみつが、もっとも難儀に感じていたのが、

ちゃまみつのことをそのオウムが評することでした。

 

「ちゃまみつには、これこれが足りない」

「もっとこうした方がいい」

「なぜ、こうしないの?」

「だから、言ったでしょう?」

「こうすればいいんだ」

「もっともっと、こうしないと」

 

「ちゃまみつの為を思って」

「言ってるんだぞ」

 

ちゃまみつは、たまらなくなって

いました。

 

このオウムの発言が、どうしても

ちゃまみつにとっては、受け入れられる

ものではなかったのです。

 

それは、押しつけだと感じていました。

 

「僕はあなたと同じではない」

 

ちゃまみつは、心の中でそう強く

思っていました。

 

それで、ちゃまみつは、師匠の雲十郎に

相談をします。

 

雲十郎は、白い毛が特徴的な

オウムです。

 

その白い毛をフワフワとさせながら

雲十郎は言いました。

 

「たしかに、ちゃまみつにとっては」

「嫌な相手かもしらんな」

 

「でもな、逃げるもあり」

「そこから、さらに自分らしくなるもあり」

 

「選ぶのは、ちゃまみつ」

「お前次第なんじゃよ」

 

「嫌だと感じる部分は」

「自分が自分に禁じていたり」

「逆を見せて本当の希望を」

「知らせてくれていたり」

「するんじゃよ」

 

ちゃまみつは、なるほどと

思いながらも、逃げたいと

思っていました。

 

でも、心の奥底では、これがチャンスなのだとも

感じていたのです。

 

雲十郎の言うとおりでもありました。

 

ちゃまみつは、ソノ夜、月を見上げて、

嫌な相手の言ったことを振り返り、自分に

問いかけることを行っていきます。

 

「どうして、嫌なのか?」

 

そうすることで、自分が自分に禁じていたこと、

自分はもっとこうしたかったんだ、そんなことが

出てきたのです。

 

「指摘をされたこと、全てを直すこと」

「そんなことをしたいわけではない」

「できないこともある」

「そんな自分を許してあげよう」

 

そうして、ちゃまみつは、嫌なオウムからも

なんとか、学ぶことができたのです。

 

それは、徐々に、ちゃまみつが、さらに

気楽に生きられるようになったことからも

明らかでした。

 

「ありがとう」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。