皆さま
失敗をすることって、たしかに
いいものだとは思いにくいです。
「なんで失敗しちゃったんだろう」
私も、そうして後悔をすることも多かったと
思います。
でもですね、失敗は起きます。
失敗しない人も稀にいるかもしれませんが・・・。
失敗は、実は、自分らしさを取り戻す
絶好のチャンスだったのです。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「失敗は自分らしさを取り戻すチャンスな物語」
~リスの失敗~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、小動物たちに荷物を運んで
届ける仕事をしています。
そんなリスでしたが、今日は仕事で
失敗をしてしまいました。
お客さんであるフクロウに届ける荷物を
間違えて届けてしまったのです。
リスは、その場でフクロウに謝罪をして
荷物を取りに帰りました。
森の中を駆けまわるリス、その心中は
とても罪悪感がこみ上げています。
でも、その罪悪感、リスにとっても
フクロウにとったって、いいものでも
ありません。
リスは、その罪悪感になんだか
苦しくなってきました。
本当は、リスは、もう罪悪感など
持ちたくなかったのです。
いつもなら失敗をしたら、リスは
罪悪感から過度に謝り過ぎていました。
でも、もうそんなことはしたくもないし、
実はフクロウだってそんなことは求めて
いないのです。
だから、リスは、荷物を取りに帰りながらも
罪悪感を持ち続けることをやめてみました。
「失敗など誰にもある」
「大切なのは、誠心誠意対応することだ」
「それで、怒られたなら仕方がない」
そう考えるとリスは、楽になりました。
そうして、いつものように過度に謝り
過ぎるのではなく、自然な感覚で
フクロウに謝って、正しい荷物を
渡します。
そうすると、特にフクロウも怒るわけでもなく
「急いで対応してくれて、ありがとう」と
言ってくれたのです。
リスも、過度に謝ったりしていないので、
特に疲れることもありませんでした。
少し、森の中を往復したので、息は
上がっていましたが・・・
リスは、ふと思いました。
「あ、失敗したことで」
「なんだか、また自分らしく」
「なれたような気がする」
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。