皆さま
自分らしくない行動をしていると、
実は、様々な角度からお知らせが
やってきます。
そこに気が付いて早めに修正していくと、
どんどん本当の自分に戻っていくのですね。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「早めに気づきを得て快適に生きる物語」
~焦りやすいリス~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、他の小動物たちに
荷物を運ぶ仕事をしています。
リスにはある癖があったのです。
それは、何かと焦ってしまうこと
でした。
仕事でも急ぎのものがあったり、
用事が立て込んだりすると
焦ってしまうのです。
焦る度に、リスのもとには
お知らせのように、ハッとすることが
起きました。
焦って森の中を走っていて、
他の小動物にぶつかりそうに
なったこともあります。
同じく、森の水たまりに落ちそうに
なったこともありました。
それでも、リスは、なかなか
焦る癖が抜けなかったのです。
そんなある日、慣れない仕事をしていて
やっぱり焦ってきました。
初めての場所に、大きな荷物を
運んでいたのです。
焦るリス、慣れない場所ですが
周囲を確認せずに走り出して
しまいました。
「あ!」と思ったときには、
リスの目の前には地面が迫って
いたのです。
そう、リスは、急いでいて、見ていなかったので、
足元の植物に気が付かず、足を引っかけて
しまいました。
「あー、もうダメだ」
リスには、スローモーションに
感じています。
「地面に顔をぶつけて歯が折れてしまう」
そんなことも脳裏をよぎりました。
しかし、持っていた荷物がクッションとなり、
顔を地面に打ち付けずにすんだのです。
「あイタタタ」
リスは、少し身体をぶつけて痛めたようでした。
荷物もどうやら無事のようです。
リスは、思いました。
「あー、これは、いつまでたっても」
「焦り続ける自分への大きなお知らせ」
「だったんだ」
「よし、焦るのはいい加減やめてみよう」
そう、リスは、小さい頃は焦ることなど
ありませんでした。
どちらかと言えば、マイペースな
性格だったのです。
いつしか「不安」がベースになって
「焦り」が癖になってしまいました。
そのことに気が付くきっかけだったのです。
リスは、たしかにそれからも焦ることは
あります。
でも、「あ、また焦っていた」
「焦らなくていいよ」
「焦らなくていいんだよ」
自分に語り掛けてあげるようになったのです。
そうして、リスは、元々のマイペースな
自分へと戻っていこうとしていきました。
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。